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ウォーキング WITH ダイナソー
驚異の恐竜王国 デジタル・リマスター版 2 空と海の支配者
中生代の三畳紀に誕生し、1億6000万年にわたって地上を支配した恐竜。彼らは、どのようにして太古の地球で生きていたのだろうか。他の爬虫(はちゅう)類が絶滅していくなか、恐竜たちが繁栄していく様子を、科学的検証をもとにCGで再現。その知られざる生態をリアルに描くBBC「ウォーキング WITH ダイナソー」をデジタル・リマスター版で放送する。
シリーズ第二夜では、ジュラ紀後期の海を支配していた大型の海生爬虫(はちゅう)類リオプレウロドンや、白亜紀の空を飛び回る翼竜の王者オルニトケイルスなどを紹介。海と空の支配者の生態を解き明かす。
ジュラ紀後期から白亜紀前期、地球は陸上だけでなく、海も空も恐竜に支配されていた。海で繁栄する海生爬虫(はちゅう)類と、空に君臨する翼竜の実態に迫る。
ジュラ紀後期、1億4900万年前の海には、陸上とは別の支配者がいた。海生爬虫類と呼ばれる海の爬虫類、「魚竜(ぎょりゅう)」や「首長竜(くびながりゅう)」だ。魚竜に属す、オフタルモサウルスは、出産のときを迎えていた。しかし、子供を産もうとしているオフタルモサウルスを、じっと狙っているハンターがいた。地球に存在した最大最強の肉食動物、首長竜のリオプレウロドンだ。体長25メートルのリオプレウロドンは、どのようにして、海の中で狩りをしたのだろうか? そして、オフタルモサウルスの子どもたちの運命は?
白亜紀の初め。大陸は大きく南北に分かれ、新たな海岸線が生まれていた。かつて陸地だった場所は、翼竜の生息地となっていた。空を飛ぶ爬虫類の翼竜は、これよりおよそ一億年前に誕生し、白亜紀の初めには多くが巨大化していた。中でも群を抜いて大きかったのが、翼の端から端までが12メートルもある空の王者、オルニトケイルスだ。繁殖の季節が訪れ、40歳を超えたオルニトケイルスも、つがいの相手を見つけるために旅立つ。まずはブラジルから北アメリカを目指し、さらに大西洋を渡って、繁殖地のあるヨーロッパへと向かう長い旅。年老いたオルニトケイルスにとっては過酷な道のりだ。果たして、彼は無事繁殖地へとたどり着き、つがいを見つけることができるのだろうか?