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ウォーキング WITH ダイナソー
驚異の恐竜王国 デジタル・リマスター版 1 誕生
中生代の三畳紀に誕生し、1億6000万年にわたって地上を支配した恐竜。彼らは、どのようにして太古の地球で生きていたのだろうか。他の爬虫(はちゅう)類が絶滅していくなか、恐竜たちが繁栄していく様子を、科学的検証をもとにCGで再現。その知られざる生態をリアルに描くBBC「ウォーキング WITH ダイナソー」をデジタル・リマスター版で放送する。
シリーズ第一夜では、三畳紀に誕生した狩りの名手コエロフィシスや、哺乳類の祖先であるキノドン、ジュラ紀に登場した巨大なディプロドクスなどを紹介。その知られざる生態に迫る。
三畳紀に誕生した恐竜。彼らが生きた太古の世界を、科学的検証をもとにCGで再現。その知られざる生態をリアルに描く。
2億2000万年前のアリゾナ。三畳紀と呼ばれるこの時代、地球には「パンゲア」という名の巨大な大陸が一つしか存在しなかった。地表は砂漠に覆われ、生き物にとって過酷な環境であった。さまざまな古いタイプの爬虫(はちゅう)類が現れたり絶滅したりするなか、ある生き物が出現する。この後、1億6000万年にわたって地上を支配することになる、恐竜である。
わずかな水だけで生き延びられるように進化したコエロフィシスも、この時代に誕生した肉食動物だ。コエロフィシスは狩りの名手。爬虫類と哺乳類の中間に位置するといわれる動物、キノドンを狙っていた。一方、この時代最大の肉食動物、ポストスクスも、古いタイプの爬虫類の仲間、プラケリアスに襲いかかろうとしていた。追い詰められたキノドンとプラケリアス。果たして、彼らの運命は?
1億5200万年前、ジュラ紀のコロラド。森のはずれで、ディプロドクスが卵を産んでいた。ディプロドクスは、この地球上に生きた最大の陸上動物「竜脚(りゅうきゃく)類」に属す、巨大な草食動物だ。卵を食べる肉食恐竜に狙われながらも、ディプロドクスの子どもたちは、無事に卵からかえる。しかしある時、森で火災が発生。ディプロドクスは逃げようとするが、その体重を支えるため常に3本の足を地面に着けてなくてはならず、のろのろとしか進むことができない。迫り来る火の手。子どもたちは逃げ切ることができるのか?