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ストーリー

野生のアメリカクロクマに密着! -母と子の1年を追う-  1 春

警戒心の強さと、その凶暴さゆえ、生態が謎に包まれてきた野生のアメリカクロクマ。人間が彼らに近づくことは不可能ともいわれ、これまで、自然科学者でさえ、大自然で暮らすクマたちの様子を目にすることがなかった。そんなアメリカクロクマの生態を、クマ研究の第一人者である生物学者のリン・ロジャーズ博士と、動物カメラマンのゴードン・ブキャナンが、独自の手法により至近距離から撮影。1年を通じてアメリカ・ミネソタ州ノースウッズに生息するアメリカクロクマの追跡調査を行ない、明かされることのなかった生態に迫る全3回のドキュメンタリーシリーズ。
第1回は、冬眠から目覚めたばかりのクマの親子に密着。美しい自然を背景に、餌を求めて広大な森を歩き回るクマたちの生態や、知られざる子育ての様子、クマの家族の在り方を温かく見つめる。

クマたちが冬眠から目覚める3月。動物カメラマンのゴードンは、生物学者ロジャーズ博士とともに、春を迎えたアメリカ北部・ミネソタ州ノースウッズの森を訪れる。密着撮影を始めるにあたり、まずクマの信頼を得ることから始めるが、クマに慣れていないゴードンは、自分自身の恐怖心を克服することに必死。やがて2人は、「リリー」と名付けられたのんきな若い母グマと、子グマの「ホープ」に出会う。リリーにとってホープは初めての子ども。昆虫や植物を探したり、獲物を求め広い森を歩き回ったりと、子育てに大奮闘
のリリーのそばで、ホープはすくすくと成長していく。
長い冬眠から目覚め、美しく広大な春の森で生きるリリーとホープ。その温かい家族の物語は、凶暴な肉食動物というクマのイメージを根底から覆す映像ばかり。知られざるクマたちの生態や子育ての様子を追いかけ、クマ同士の信頼関係や家族の在り方に迫る