BBC地球伝説

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ストーリー

世界・七つの海の物語 ~神秘の生き物たち~
7 マンタとの出会い・インド洋

世界の名だたる七つの海を、探検家、海洋学者など4人の海のエキスパートが探検するシリーズ。
チームは海と生命の謎、そしてその素晴らしさに迫ると同時に、彼らと人間社会との関わりについても探求していく。
第7夜は世界で3番目に大きな海、インド洋。海を羽ばたくように優雅に泳ぐマンタを見ることができる。マンタに群がる小さな魚たち、その間には見事な共生関係があるのだ。しかし、自然は今、人間の営みとせめぎあっている。チームはサメの乱獲を 目の当たりにすることに。
さらに気候の変化を知るため、黄色い円筒形の観測装置・アルゴフロートを海に沈める作業も行う。難しい作業にはチームも緊張気味だったが、無事にデータを受信し、歓声をあげる。
タンザニアでは、サンゴの養殖作業を見学。水中の棚に小さなサンゴがたくさん置かれた様子は、まるで畑のようだ。ジュゴンの観察には、飛行機も使った水陸両面作戦が行われる。

インド洋の西岸、アフリカのモザンビークの海辺では、大型のエイやマンタが優雅に泳ぐ姿が見られる。サメに食われたらしい傷跡を持つマンタも多いが、古い皮膚組織や寄生虫を食べてくれる小さな魚たちのおかげで健康を保っているようだ。そのサメも食物連鎖の中では大事な存在だが、フカひれ目当ての乱獲でその数は激減している。現場を目撃したチームは憤りを隠せない。
人間による温暖化もまた、海と気候を変えている。それを知るための装置・アルゴフロートを海に沈めるのに参加する。この機械から送信される位置や水深、水温や塩分などのデータは気候の変化の予測に役立つ。サンゴ礁もまた、インド洋では危機的な状況にある。天敵のオニヒトデの駆除を行うほか、そのサンゴを畑で作物を育てるように、人工的に育てる試みを見学する。
最後は人魚のモデルとも呼ばれるジュゴンを探す。子供を含んだ小さな群れの発見に成功し、チームは喜びにわく。