昨年は苦しい時期もありながら貫禄を見せつける戦いぶりでJリーグ史上初の３連覇を達成した鹿島アントラーズ。
これも史上初の3年連続最優秀監督賞を獲得したオリヴェイラ監督の下での4シーズン目となる今季、チームはまさに円熟のときを迎える。
絶対的エースのマルキーニョスと、日本代表へ飛躍を遂げた興梠が組むツートップのコンビネーションは抜群。
また、MFにはJリーグMVPに輝いた小笠原、青木、本山、DFには岩政、内田と、各ポジションに日本代表級がバランス良く顔を揃えており、Jリーグ屈指のタレント軍団に大きな死角はない。
Jリーグ3連覇の最強王者が、アジア王者を勝ち取る！！

一昨年ACLを制覇し、アジアNo.1クラブの称号を得たガンバ大阪。昨季のACLでは苦杯をなめたが、天皇杯を連覇するなど圧倒的な攻撃力は健在。
Jリーグ最長となる9年目を迎える西野監督への選手からの信頼は絶大であり、05年のJリーグ初優勝以来5シーズンで７タイトルを制した手腕で、王者返り咲きを狙う。
中盤には遠藤、橋本、明神など他クラブが羨むメンバーが揃っており、安田理大や宇佐美といった若手の台頭も頼もしい陣容が整っている。
一昨年のACL覇者は、その称号の奪還を誓う！！

近年“Ｊリーグ優勝候補の一角”という開幕前の下馬評通りの強さを発揮しながらも、本当にあと一歩のところで優勝を逸し、昨シーズンを2位で終えた川崎フロンターレ。
昨シーズンも形成されたチームの攻撃を司さどる、鄭大世、ジュニーニョ、レナチーニョ、ヴィルトール・ジュニオールのカルテットは今年も健在。
またMFには、8年半ぶりに日本復帰を決意した稲本が加入し、中村憲剛との代表コンビで魅せる驚異の攻撃サッカーは見る者を虜にするはずだ。
悲願のタイトル奪取に向け、いよいよ機は熟した！！

昨季J2からJ１に昇格したばかりだが、ペトロヴィッチ監督が掲げる「人もボールも動く攻撃的なサッカー」が浸透しリーグ戦４位と快進撃を見せ、ACL出場の切符をつかみ取った。
FWには日本代表の佐藤寿人、DFには槙野とタレントも揃っている。
オフには補強も進み、日本代表GK西川や昨年のACL日本人選手最多得点を挙げた山崎もガンバから加入。
クラブの歴史に新たな1ページを刻む戦いが、今始まる。