百年名家~築100年の家を訪ねる旅~

百年名家~築100年の家を訪ねる旅~

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ニュータウンに建つ古民家
~越谷最古の豪農建築「中村家住宅」~

今回は埼玉県の越谷市にある「旧東方村中村家住宅」を訪ねます。中村家は江戸時代に東方村下組で名主を務めた歴史を持っています。建物は1772年の建築とされ、市内に現存する最古の民家と言われています。昭和48年に越谷市に寄贈され、その後2度の移築を経て、平成26年から越谷レイクタウン内で一般公開が始まりました。現在はイベントなどにも利用され市民に親しまれています。中村家住宅の特徴は、「居室棟」と「座敷棟」という趣の異なる2つの建物が連結している点にあります。生活用の居室棟は、「土間」「たまりの間」「納戸」から構成される農家建築。一方巨大な式台が目を引く座敷棟は、まるで武家屋敷のような造りで、広間を中心とした接客空間として使われました。築250年ほどの歴史を持つ建物だけに、時代ごとの改修の痕跡が至る所に残され、江戸時代における大規模農家の政治・経済的推移を物語っています。中でも注目は「たまりの間」。床板のつなぎ目や柱のほぞ穴などからは、かつての姿を読み解くことができます。ニュータウンの一角という恵まれた立地条件に建つ中村家住宅は、江戸時代中期からの生きた歴史資料として極めて意義のある建物です。

取材先情報

旧東方村中村家住宅

埼玉県越谷市レイクタウン九丁目51番地
TEL:048-986-7051
開館時間:午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館日:水曜日(祝日の場合は、その翌日休館)
12月29日から1月3日まで
入館料:一般100円、小・中学生50円
小学校未就学児 無料
電車:JR武蔵野線「越谷レイクタウン」駅より徒歩15分
駐車場:隣接するレイクタウン湖畔の森公園駐車場及び専用駐車場をご利用下さい。

※上記以外の情報については、公開出来ません。