百年名家~築100年の家を訪ねる旅~

百年名家~築100年の家を訪ねる旅~

  • トップページ
  • バックナンバー
  • contents3
  • contents4

バックナンバー

昭和レトロの家巡り ~西荻・住宅街に残された文化財住宅~

今回は、東京都杉並区の西荻窪を訪ねます。かつては水田が広がり、農家が点在していたこの界隈の風景が一新されたのは、大正11年の中央線西荻窪駅が開業して以来。戦災による被害もほとんどなく、今日でも戦前の住宅が多く残り、高級住宅地として新旧の家屋が混在しています。そんな西荻窪に残る名家の中で、まず訪れたのは「水口家住宅」。フランス瓦の屋根とパルメット文様の棟止瓦が印象的な、木造2階建ての洋館。玄関扉の欄間部分にあるステンドグラスには、エジプト風のスカラベなど非常に珍しい絵柄を見ることができます。続いては「渕川家住宅」。こちらのお宅の大きな見所は洋館です。宮家の建物を移築してきたと言われ、その際に出入り口の方向を変えたために、玄関は独特の形状となっています。更に腰壁や扉にはなんと、職人が描いた木目の模様が。最後に訪れたのは「辻家住宅」。現在は「一欅庵」と名付けられ、ギャラリーとして利用されています。当時よく建てられた洋間付き和風建築で、建具の意匠が見所のひとつ。主人室の欄間や障子など伝統的かつモダンなデザインが施されたお宅です。古き良きものを愛し、新旧が混在する西荻窪のレトロな名家を巡ります。

取材先情報

西荻案内所

東京都杉並区西荻北3-18-10 菊寿司ビル1F TEL:03-6454-7663
営業時間:午後1時~午後6時
定休日:木曜日 

※上記以外の情報については、公開出来ません。