留さんのニッポン焼き物紀行

留さんのニッポン焼き物紀行

  • トップページ
  • バックナンバー

放送内容

「岩手・台焼」

今回の「留さんのニッポン焼き物紀行」ではナビゲーターの福留功男さんが100年以上の歴史をもつ岩手県・台焼(だいやき)の魅力に迫ります。
まず、その歴史を伺うため、台焼を最初に始めた窯を訪ね、 東北では珍しい磁器と出会います。
そこで知ったのは「台焼」という焼き物は台温泉の温泉水を使って作られたということでした。
現代の名工はその窯の5代目、杉村峰秀さん。初代から続く磁器はもちろん、陶器も手掛けていました。中でも、特に福留さんの目をひいたのは糠(ぬか)を使った釉薬の作品。
薄い緑で透明感のある器で台焼を代表する色となっているもの。
杉村さんに台焼の伝統を受け継ぐ染付を見せてもらい、福留さんは磁器の作品つくりに挑戦します。
台焼の生まれた花巻市は、宮沢賢治の故郷。
街歩きでは、発祥の地でわんこそばをいただき、伝統工芸品の花巻傘、裂き織りを見学。
そして台焼の歴史にもかかわる台温泉街を歩きます。
さらに杉村さんの器で地元岩手の食材を使った絶品料理をいただきます。