留さんのニッポン焼き物紀行

留さんのニッポン焼き物紀行

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放送内容

「三重・四日市萬古焼 (ばんこやき)」

今回の「留さんのニッポン焼き物紀行」ではナビゲーターの福留功男さんが三重県・四日市萬古焼の魅力に迫ります。土鍋の生産高が国内の80%を占める四日市萬古焼、一体どのような焼き物なのでしょうか。
四日市市に降り立った福留さん、まずは四日市萬古焼が多数展示、販売されている「ばんこの里会館」を訪れます。四日市萬古焼を代表する土鍋と急須の種類の多さに圧倒されます。
次に向かったのは四日市市立博物館。古萬古、木型を使った有節萬古、明治萬古と四日市萬古焼の歴史を学びます。

そして今回お邪魔させて頂くのは3代清水醉月さんの窯「醉月陶苑」。初代醉月から製作し続ける四日市萬古焼の大きな特徴ともなっている木型萬古。その作陶に福留さん驚きの連続。また有節萬古から続く伝統的な絵付け、盛絵を醉月さんの妻きし代さんに見せていただきます。そして醉月さん、妻のきし代さん、息子の潤さん、潮さんの作品を見せてもらうと木型萬古、盛絵以外にも赤絵といった四日市萬古焼の伝統を受け継いだ作品を数多く見ることができました。そして自らも急須の茶こしの穴あけに挑戦します。

そのほか、安藤広重が東海道五十三次で描いた三重川の三滝橋を歩き、伝統工芸品の日永うちわの制作を拝見。1550年に作られた四日市の伝統和菓子なが餅とご当地グルメとんてきをいただきます。最後に醉月さんの作品に盛られた四日市柿安の料理を堪能します。