留さんのニッポン焼き物紀行
放送内容
「岐阜・美濃焼」
今回の「留さんのニッポン焼き物紀行」ではナビゲーターの福留功男さんが岐阜県・美濃焼の魅力に迫ります。1300年の歴史を持つと言われる美濃焼、一体どのような焼き物なのでしょうか。
焼き物文化の都として発展してきた多治見市に降り立った福留さん、古い商家や蔵、ギャラリーが軒を連ねるオリベストリートを散策。様々な種類の美濃焼に触れ、期待がふくらみます。
次に向かったのは多治見市美濃焼ミュージアム。黄瀬戸、瀬戸黒、志野、織部に代表される多様な形を持つ美濃焼の歴史を学びます。
そしてうかがったのは、7代加藤幸兵衛さんの窯「幸兵衛窯(こうべえがま)」。1804年に初代加藤幸兵衛により開窯され、父の加藤卓男さんはペルシア陶器や正倉院三彩の技法を復元し、その功績により人間国宝に認定された人物。ギャラリーでは、今までにはなかった様々な色、形の陶器に驚かされます。ひときわ異彩を放つペルシア三彩やラスター彩に福留さん、興味津々。ラスター彩の絵付けを拝見し、とにかく細かい作業に驚きます。そして自らも絵付けに挑戦。
そのほか、人間国宝を始めとする地元陶芸作家の作品約80点が天井一面に飾り付けられている八幡神社の陶天井や、ご当地グルメのたじみそ焼きそば、幸兵衛さんの作品を使った鰻(うなぎ)料理の料亭などを巡り、焼き物の町、多治見の魅力を満喫します。