留さんのニッポン焼き物紀行

留さんのニッポン焼き物紀行

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放送内容

「京都・清水焼」

今回のニッポン焼き物紀行ではナビゲーターの福留功男さんが日本を代表する桜の景勝地・京都を舞台に、この地に伝わる京焼の中から清水焼の魅力に迫ります。
最初に訪れた北村美術館では京焼のパイオニア野々村仁清・尾形乾山の作品に触れ、京焼の歴史・奥深さを学びます。

次に向かったのは、かつて清水焼の窯元が並び現在でも第一線で活躍する清水焼作家が活動の拠点としている清水寺参道・茶わん坂。そこで陶芸家・澤村陶哉と出会います。
澤村氏は大正初期から続く澤村陶哉工房の三代目で、伝統的な方法に現代の作風を加えた独自の茶道具や割烹茶器を主に手掛けています。
澤村氏の多様な作品の繊細さに感嘆し、留さんも作陶に挑戦します。
そして澤村氏と共に滋賀県日野町にある、澤村氏が数人の仲間と共に一から煉瓦を積み上げ、作り上げた登り窯を訪れます。
年に二回しか火を入れないという、山中にそびえる大きな登り窯は必見です。
佐川美術館で現在行われている「京焼 技と美の継承展」で展示されている澤村氏の作品はまさに「豪華で雅」、金粉と鮮やかな色使いから清水焼の特徴が見て取れます。

留さんが次に向かったのは祇園にある創業32年の割烹の名店・八寸。澤村氏から紹介された歴史あるこの店では、昔から澤村陶哉の作品を使用していて料理も絶品との事。
留さんは様々な澤村陶哉作品に目を奪われながら、手間隙かけた美味しい京料理に舌鼓を打ちます。日本料理界ではその名を知らない人はいないと言われる、ご主人の久保田さんのお話にお酒も進みます。その他にも桜の美しい京都・祇園の街や清水寺、歴史情緒あふれる花見小路を散策し人々と触れ合います。