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2014年8月13日

「微笑みの鉄人(サムライ)」プロトライアスリート 上田 藍(うえだ あい)[1]

2大会連続で五輪に出場し、ワールドカップで3回の優勝を誇る上田藍。4歳から水泳を始め、その後陸上選手となったが、それぞれの競技で、全国レベルの選手にはなれないでいた。そんな時会ったのがトライアスロン。高校時代に初めて出場した大会でいきなり優勝を果たす。程なく、日本のトップ選手となった彼女は北京五輪に出場。満足な結果は得られなかったが、その悔しさをバネに翌年、ワールドカップ初制覇。ロンドン五輪でのリベンジを目指し順調に歩みを進めていた。そんな時だった。彼女を突然の悪夢が襲う。

上田 藍(うえだ あい)

4歳から水泳を習い始める。加茂川中学時代は水泳部に所属。部活の合間を縫って出場した地方の陸上大会の記録が認められ、冬場は陸上部の駅伝メンバーとして活動する。競泳では勝てない悔しさを味わい続けたが、3年生の時に念願の全国中学駅伝大会に勝ち進み、3位となる。このレースで区間賞をとり、初めて「勝つ喜び」を知る。京都市立洛北高校時代は陸上部に所属し、3000mに専念。目立った成績が残せずにいた高校2年生の冬、今までの競泳と陸上の経験を生かせるトライアスロンに興味を抱く。高校3年生の夏、兵庫県で開催された「グリーンピア三木大会」に初参戦し、優勝する。トラック競技では身近に感じられなかった沿道の温かい声援、変化に富んだロードを駆け抜けるスピード感、3種目を合わせたことで勝利を見出せたトライアスロンの道に進むことを決心する。