1937年。巴里万国博が華やかに幕を開くその一方で、中国では盧溝橋事件が勃発、日中戦争へと大きく傾いていきました。
その年、3人の女の子が生まれました。1月に久保智恵美ちゃん、3月に朝比奈知子ちゃん、そして5月に加藤和枝ちゃん、そうです、後に三人娘と言われ一世風靡した江利チエミさんと雪村いづみさん、美空ひばりさんです。
偶然にも同じ年に生まれた3人の女の子たちはどういう曲折を経て三人娘へと成長したのでしょうか。
番組ではこの3人の女の子たちの波乱に満ちた子供時代を振り返りながら、全盛を極めた三人娘の黄金時代を紐解きます。
横浜で魚屋の娘として生まれ、幼少時から天才歌手として舞台に立ち、歌手として、女優として輝きの人生を生きたひばりさん。
芸人の子供として生まれ、家族を支えるために子供の頃から進駐軍キャンプで歌っていたチエミさん。
そして、裕福な家に生まれながら、父親の自殺と母親の事業の破綻によって極貧生活に追い込まれ、そこから歌手として見事に這い上がったいづみさん。
三人三様の人生とは?
朝鮮戦争の特需で戦後の経済破綻を一気に取り戻し高度成長の急坂を登りはじめた1955年。
歌謡界では「三人娘」と呼ばれる歌姫たちが一世を風靡していました。三人娘、またの名はジャンケン娘こと、美空ひばりさんと江利チエミさん、雪村いづみさんです。3人の友情はチエミさんが不慮の死を遂げるまで続きました。
今、雪村いづみさんが亡き親友、ひばり、チエミについて語ります。
三人娘とは何だったのでしょうか?
3人の出会い。3人の深い絆と友情。そして、いづみさん自身の波乱に満ちた人生を語ります。
そして、この三人娘に寄り添いながら、ひばりさんの盟友として最後まで家族同様の付き合いをしていた中村メイコさんは、「お嬢」の知られざる秘話を語ってくれます。
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