ベストヒット USA

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【2010年8月24日】CORINNE BAILEY RAE

イギリス、リーズ生まれ。2005年11月シングル「Like A Star』でデビュー。 BBCが今年ブレイクの予測される新人を選ぶSOUNDS OF 2006にて見事1位に選ばれる。 1stアルバム、『CORINNE BAILEY RAE』は新人のデビュー・アルバムにも関わらず、圧倒的なセールスでUKアルバム・チャート初登場1位を獲得。R&B、ポップス、ブルーズ、ジャズ、ロックなど、さまざまな音がナチュラルに絡み合ったそのアルバムは北米でも支持され、第49回グラミー賞にて主要三部門、第50回グラミー賞でも最優秀楽曲賞にノミネートという快挙。アルバム・セールスは全世界で400万枚を記録。フジロックフェスティバル2010で来日した彼女、その会場でベストヒットUSAのインタビューに応えてくれた。

「Closer」

2010年1月20日に日本先行発売された2ndアルバム『THE SEA』(全米7位)の収録曲


インタビュー

Q:ようこそ日本へ。ステージはこれからですが、会場の感じはいかがですか?

とてもいい雰囲気だと思うわ。雨も降っていないし、お客さんもフェスを心から楽しみにしている感じ。素晴らしいバンドもたくさん出演するし、ステージに立つのが今から待ち遠しいわ。

Q:コーチェラ・フェスティバルにも出演されましたが、フェスで歌うのは通常のステージとは違う感じがしますか?

単独でのギグやクラブでの演奏と比べたら、フェスのステージはまったく違うと思う。通常のライヴでは私の音楽を熟知している観客がほとんどで、彼らを前に1時間半~1時間40分のステージを行う。でもフェスでの演奏時間はもっと短いし、私の曲を1~2曲しか知らない人がどんな感じなのか見に来てくれる場合もある。だから新しいファンを獲得するチャンスにもなるし、そこがフェスの良いところね。新人のような気持ちでゼロからスタートしている感覚になれることもあって、とても新鮮で気に入ってるわ。

Q:セカンド・アルバムの『The Sea』をリリースされましたが、どんなコンセプトの作品ですか?

アルバムのコンセプトは、デビュー・アルバムとは異なるよりヘヴィーで激しく、アグレッシヴな作品を作ることだったの。それに曲もすべて自分1人で書きたかったし、共同プロデューサーも務めたかった。よりノイジーでライヴ感があり、愛、欲望、精神性、そして政治といった人間的な基軸からはかけ離れた、自然を背景にしたテーマのアルバム作りを目指したわ。前作とはまったく違った作品をね。

Q:アルバムはどんな人たちに聴いてほしいですか?

あらゆるタイプの人たちに聴いてほしいわ。この夏のうれしいところは、ロック・フェスやジャズ・フェス、それに若い人たちが集まるストレートなポップ・フェスなどでたくさん演奏していることなの。オールド・ファッションなやり方だけど、私は直接いろいろな人たちに会って作品に対する反応を知りたいと思ってる。だからギグには、あらゆるタイプの人たちに来てもらいたいわ。特定の年代層に偏ることなく、年齢も外見も職業もまったく異なる人たちに1ヶ所に集まってほしいと思ってる。限定された音楽シーンとは異なるので、みんなに楽しんでもらいたい