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【2010年1月12日】NICKELBACK

カナダ出身の4人組。チャドとマイクのクルーガー兄弟と、幼馴染のライアン・ピークの3人を中心に結成。99年地元カナダでメジャーデビューアルバムをリリース。その大ヒットの流れをそのままに2000年に全米デビュー。全米No.1バンドであった3・ドアーズ・ダウンやクリードらに同行したツアーを含め計200以上ものステージに立つなど精力的に活動。翌年の2ndアルバム『SILVER SIDE UP』(全米2位)からは「How You Remind Me」が全米1位となりこのアルバムは世界各国でゴールド/プラチナ・ディスクを獲得。3作目『THE LONG ROAD』からも「Someday」などヒットを飛ばし4作目『ALL THE RIGHT REASONS』からもシングルカットする曲がことごとく全米1位を獲得。今や全世界で約3000万枚もの売上を記録する、ロック・シーン全体を代表するモンスター・ロック・バンドとなった彼らが登場。

「Never Gonna Be Alone」

2008年にリリースした彼らの最新アルバム『DARKHORSE』の収録曲。このアルバムのプロデューサーには大ヒット・メイカとして有名なマット・ラングを迎え、スイスにあるマットのスタジオとバンクーバーにあるチャドのスタジオで制作された。


インタビュー

Q:ライヴを成功させるために、ステージに立つ前に必ずやっている儀式のようなものはありますか?

僕ら3人が、ダニエルが泣くまでイジメるんだ。
それからダニエルの涙を採集して… 冗談だよ。
それ、いいね。

<インタビュアーさん: (それはダニエルが)最後に加わったメンバーだから?>

そうさ。
いつも"新人"が餌食だ。
彼が泣くまで、ステージには出られない。だから時々、殴ることもあるよ。
睡眠時間によるんだ。
叩いて寝かせてやろうか?
僕は毎回、ステージが始まる45分~1時間前にドラムを叩いてウォーム・アップし、同時にヴォーカルも調整するようにしてる。この2人も同じで、一緒にヴォーカルのウォーム・アップをしてるよ。
CDをかけながら、それに合わせて声の上下を確認しながら調整していくんだ。それを毎晩やっているんだけど、それだけで十分なウォーム・アップになるし、2時間のライヴは問題なくこなせるよ。
事前に歌い過ぎると、本番で声を出なくなるんじゃないかと心配になることもある。でもそんな時は酒を引っかけてステージに出れば、大抵はうまくいく。
僕は本番の約3時間前からコーヒーを飲む。
それでリラックスできるなんて、羨ましい限りだ。

Q:長いキャリアの中で、ボン・ジョヴィとのツアーに参加したり、多くのバンドとのコラボを実現していますよね。そういったコラボ活動は、バンドにどのような影響をもたらしたと思いますか?

毎回、ほかのアーティストとのレコーディングを行う時… たとえばサンタナとは2曲で共演したし、ティンバランドとも最近1曲をコラボした。あるいはZZトップのビリー・ギボンズであったり、モトリー・クルーのトミー・リーであったり、毎回いろいろなアーティストと一緒にスタジオに入るたびに、必ず何かを学ぶことができる。それがコラボの最大の魅力だ。他のアーティストのレコーディング作業を見て、そこから学んだものを自分たちのレコーディングにも生かすことができる。あるアーティストが賢いやり方をしていたら、それを僕らのやり方にも当てはめることが可能になるわけだ。そこが最大の魅力だね。