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【2009年4月7日】THE ALL-AMERICAN REJECTS

2003年彗星のごとくデビューを果たしたルックスも兼ね備えたポップロックバンド THE ALL-AMERICAN REJECTS。デビューアルバム、セカンドアルバムと着実にセールスをのばし、今や10代~20代の若者に大人気。オクラホマ出身の彼らが放つサウンドはエモーショナルで、ポップなロック。最新作ではミヒマルGTのhirokoとコラボを実現、日本でも大ブレイクする予感。

「Gives You Hell」

前作『MOVE ALONG』から4年彼らの3枚目となる最新作『WHEN THE WORLD COMES DOWN』からのファーストシングル。久々のRadio&Recordsで正統派ロックバンドでのナンバー1となった曲。


インタビュー

Q:パワー・ポップはあなた方の持ち味ですが、スローな曲も得意ですよね。

そのへんのすみ分けは、特に意識していますか?
両方の世界を漂っていられるのは最高だね。強いてたとえるなら…
僕らはバルコリーズみたいだ。
映画か?
いや、映画じゃない。死と生のあいだを歩き回るやつだよ。
モスマンみたいに?
そう。僕らがどういうバンドなのか正確に理解している人はいないと思うけど、
そんな状態を僕らは気に入ってるんだ。
ヘタに誤解されたり平凡なバンドと思われるより、そのほうがずっと心地いい。
特に「Gives You Hell」のような今までと違う曲は、
ファンに対して大きなカーブ・ボールを投げている感じだ。
これまではずっと、ストライク球ばかりを投げていたからね。
ホームランも打ったけど、今回はカーブ・ボールを見事に打った感覚だよ。
それに「Another Heart Calls」はステップ・アップした曲で、
僕らの成長を感じさせる作品だと思う。
つい5年前は僕が大嫌いな"エモ"とかいうカテゴリーに分類されてたバンドが、
今はそうじゃないとわかるはずだ。僕らは飽くまでロック・バンドだとね。
僕らは自分たちの音楽をシリアスに考えているけど、
自分たち自身のことはあまりシリアスにとらえていないんだ。
つまり僕らが書く曲は、自分たちが楽しいと感じられる作品ばかりだ。
事前に設定された状況を曲にするとか、
ラジオ・プレイを獲得するために曲を書くことはしない。
あくまで自分たちが書きたいと思ったことを曲にするだけだ。
だからみんなで曲を書く時には、特に"バンドのために曲を書く"という意識は持っていないんだ。 だからこそ、「The Real World」と「Sunshine」のように異なる曲が1枚のアルバムに共存できるというわけさ。
「When The Wind Blows」もだ。
そのとおり。
それに「Fallin' Apart」もね。このアルバムの曲を1曲ずつ聴いて5分待ち、そしてかき混ぜる。
すると、それぞれの曲同士には何のつながりもないことがわかる。
そこがこのアルバムを気に入っている理由で、
マイクの友人は「これまでで最高のミックス・テープを聴いているみたいだ」と言ったよ。
それって、すごくクールな表現だと思うね。お前の友人は最高だ。
デートしたら?