辰巳琢郎の家物語 リモデル★きらり
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趣味を楽しむ8坪の家

今回辰巳琢郎が訪ねたのは、世田谷区三軒茶屋。渋谷から近く若い人に人気のエリアですが、一歩入ると昔ながらの町並みが続く魅力的な町です。今回のリモデル家族は、建坪8坪、築40年の地上3階建ての鉄筋コンクリート住宅を全面リモデルされたご夫婦Iさん。
システムエンジニアご主人と声優業をなさっている奥様の二人暮らしです。かつて働きながら、プロのチームに所属していたバイクレーサーだったというご主人 は、今回のリモデルにあたり、バイクの整備をする為の屋内ガレージを今回のリモデルで実現させました。奥様の希望は、友人をたくさん招くこと。建築家・宮 田さんの提案は、思い切って部屋の真ん中に大きなカウンターキッチンを作り、カウンターテーブルがそのままダイニングカウンターとして使えるものでした。 より多くの人が座れるように階段状にした椅子の座面は、スペースを有効活用するため、下を全て収納にしました。またコストダウンも考え、壁付け用キッチン の裏面をモルタルで加工してカウンターを作り、体面式キッチンにしました。 I邸のもうひとつの特徴は、屋内に浴室が無いことです。
建坪8坪という限られた空間の中では、十分なスペースの浴室は望めませんでした。そこで、思い切って浴室をやめて、ネットで探して購入したというシャワー ブースを設置することにしました。代わりに、それまで全く活用されていなかった3階の屋上に開放的なジャグジー風呂を設けました。
天気がいい日などは、ビールを片手にお風呂に入りながら、360度の景色を眺められる露天風呂が最高ですよ!というIさんご夫婦の笑顔が印象的でした。

宮田一彦アトリエ
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