建物遺産~重要文化財を訪ねて~
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<特別編>ラゾーナ川崎プラザ
JR川崎駅西口、東芝発祥の地である東芝川崎堀川工場跡地に平成18年(2006)に開業したショッピングモール。駅前でありながら閉鎖的であった工場エリアを商業・住宅・オフィスの複合機能へと土地利用転換を図ることにより、川崎市の新しい顔として街そのものの活性化を実現した。東京と横浜の通過点、工業地帯という川崎のイメージを変化させた。LAZONA(ラゾーナ)とは、スペイン語のLazo(絆)とZona(地域)の合成語。設計は、山下設計とスペインの建築家リカルド・ボフィルが担当し、広い敷地と自然光を活かし明るく開放的な造りとした。敷地72,000㎡、地上5階建。旧東芝工場時代の樹木、正門看板、ポンプなどがオブジェとして設置されている。