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放送内容

「ガッツ石松 ~父ちゃん母ちゃん貧乏にありがとう~」

元WBC世界ライト級チャンピオン、ガッツ石松。親しみのある温かいキャラクターと独特な存在感で、今では映画、テレビドラマ、バラエティと様々な場面で活躍している。そんな彼が10年程前に自らの墓を作った。石碑正面に掘られた文字はズバリ「ガッツ家の墓」。墓誌には親孝行の気持ちを忘れないよう、自作の文章が刻まれているという。
今回、ガッツ石松が「ありがとう」を伝えたい相手は、亡き両親。病弱だが優しい父、男勝りで働き者の母、二人がいたから今の自分があると石松は語る。家は貧しく小学生の頃から新聞配達などをして家計を助けた。しかし、暮らしは上向かない。貧乏に反発するように近所でも有名な不良として名が知られていく。周囲から白い目で見られても両親はつねに息子をかばい、味方してくれた。中学2年生の時、素行の悪さから呼び出された家庭裁判所で、父は何度も何度も息子の代わりに裁判官に頭を下げてくれた。親にこれ以上悲しい思いをさせまいと、プロボクサーを目指し上京することを決意。その後、世界チャンピオンまでのぼりつめる。久しぶりに故郷、栃木県鹿沼市へ里帰りし、両親へ感謝の意を込めたガッツ流の“碑文”を作って両親の墓前に供える。貧しい少年時代の思い出の詰まった実家、いつも遊んでいた思川、新聞配達で訪れていたお寺、運命の日に父と分け合った一杯のラーメンの味…両親との記憶の断片を一ツずつ拾い集めた最後に、一体どんな言葉が綴られるのか!?世界チャンピオンになって今年でちょうど40年。ガッツ流“御礼参りの墓参り”