熱中世代 大人のランキング

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2015年1月4日

熱中ゲスト

美術家・横尾 忠則

今回は新春、2時間スペシャル!アート界の巨匠、横尾忠則さんをゲストに招く。
鮮烈なグラフィックデザインで、横尾さんが一躍〝時代の寵児〟となったのは1960年代のこと。それらの作品の数々は、多くの人の脳裏に焼き付いているはず。80年代には画家としての活動を本格的に開始し、作風やモチーフを変えながら作品を制作してきた。その横尾さんが突然「隠居宣言」をしたのは70歳を過ぎたとき。しかし、現在も精力的に創作活動を続けている。一体どういうことなのか。〝横尾流〟隠居の意味とは・・・。
また、横尾さんが語る文化人やミュージシャンらとの幅広い交遊録は爆笑必至。さらに、美輪明宏さんをはじめ、親交のある人たちが語る横尾さんとのエピソードもお見逃しなく。
横尾さんと同世代のオトナやファンはもちろん、そうでない人も必見の2時間。横尾忠則さんの情熱と輝きをたっぷりお伝えする。 

〝60年代のヒーロー〟誕生

兵庫県・西脇市の出身。郵便が大好きだった少年は、〝郵便局に勤めながら日曜画家として絵を描く〟生活を夢見ていたという。その少年は教師の勧めで、東京にある美術大学を受験のため上京、準備を進めていた。しかし、入試前日に受験をやめ、実家へと帰ってしまう。一体なぜ、その理由とは・・・。
その後、横尾さんはデザイン会社などを経て独立。「天井桟敷」や「状況劇場」などのアングラ劇団のポスターや本の装丁、イラストなどを次々と手掛けていく。その鮮烈なグラフィックデザインは人々に衝撃を与えた横尾さんは〝60年代のヒーロー〟となっていく。1960~70年代という時代が持つ空気やエネルギーと横尾さんの作品にスポットを当てる。

爆笑必至!ジャンルを超えた交遊録

文化人やミュージシャン・・・アート界のみならず、ジャンルを超えた幅広い交流も横尾さんならでは。横尾さんの人柄があってこそ生まれた数々のエピソード。三島由紀夫さんや高倉健さん、寺山修司さんら錚々たる顔ぶれとの交遊秘話は爆笑必至だ。
また、ニューヨークでは、ある夫婦の自宅に招かれたことがある。夫婦とはジョン・レノンさん、オノ・ヨーコさんだ。その際、横尾さんが目にしたのは〝シュールな光景〟だという。横尾さんの言葉から、才能あふれる人たちの素顔と新たな魅力が見えてくる。
さらに、番組では美輪明宏さんや細野晴臣さん、瀬戸内寂聴さん、平野啓一郎さんら親交のある人たちを取材。著名人らが語った横尾さんの素顔とは。

画家として生きる

横尾さんは1980年に突然、画家としての道を歩むことを決心した。そのきっかけは、ある画家の展覧会を鑑賞したことだった。〝世界が認めたグラフィック・デザイナー〟が受けた〝大きな衝撃〟とは何だったのか。
以降、作風やモチーフを変えながら、精力的に絵画作品を制作していくことになる。絵を描くことについて横尾さんは言う。「人生そのもの」だと。作品制作への熱い思いを聞く。
また、画家・横尾の代名詞的な作品「Y字路」シリーズで表現していること、そして、その魅力を番組MCの鴻上と、とことん語り合う。

〝横尾流〟の隠居生活・・・多忙な創作活動の日々

70歳を過ぎ「隠居宣言」をした横尾さん。体と心の〝ある変化〟を感じたことが、その理由だった。にも関わらず、以前よりますます忙しくなったという。
そんな〝隠居生活〟のある一日、横尾さんに密着すると、意外な場所での創作活動が明らかになった。さらに、あの国民的映画監督、山田洋次さんとの対面も・・・。
衰えることなく湧き出す横尾さんの〝創作意欲〟。その秘密と、今だからこそできる〝表現〟と〝可能性〟に迫る。

カルチャーランキング

横尾忠則現代美術館の人気グッズ

横尾さんの作品など約3000点が所蔵されている兵庫・神戸市にある「横尾忠則現代美術館」を取材。取材時の展示や、館内の各スポットを紹介する。
ランキングは、グッズなどを販売する館内のミュージアムショップの商品。横尾さんのアートの世界を身近に感じられる雑貨や衣類などさまざまなグッズがそろう中、おみやげなどで人気なのは、どんなものなのか・・・。グッズに施された横尾さんの〝遊び心〟にも注目だ。1位の商品をスタジオで紹介。鴻上さんが手にした〝スペシャルなもの〟にご注目を。

横尾忠則 さん

美術家。一九三六年兵庫県生まれ。七二年にニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ヴェネチア、サンパウロなど各国のビエンナーレに出品するなど世界的に活躍する。アムステルダムのステデリック美術館、パリのカルティエ財団現代美術館での個展など海外での発表が多く国際的に高い評価を得ている。近年は東京都現代美術館、金沢21世紀美術館、国立国際美術館など国内の美術館で相継いで個展を開催。九五年に毎日芸術賞、〇一年に紫綬褒章受章、〇八年に小説集『ぶるうらんど』で第36回泉鏡花文学賞、二〇一一年に旭日小綬章受章、同年度朝日賞、二〇一四年日本宣伝賞山名賞など、受賞・受章多数。二〇一二年、神戸に横尾忠則現代美術館開館。二〇一三年、香川県 豊島に「豊島横尾館」開館。

www.tadanoriyokoo.com