熱中世代 大人のランキング
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2014年12月7日
熱中ゲスト
歌手・加藤登紀子
番組にとって記念すべき50回目の放送。ゲストは、やはり記念すべき歌手生活50周年を迎える加藤登紀子さん。東京大学に在学中の1965年に歌手デビューし、今年末からの1年間がその〝50周年イヤー〟となる。
番組に3度目の出演となる今回は「加藤さんの50年」をテーマに、音楽はもちろん、私的な経験や多くの出会い、そして社会的な出来事までをとことん語ってもらう。加藤さんの目線と言葉、必見の1時間だ。
また、番組をご覧の皆さまに素敵なプレゼントも・・・ぜひ、ご応募を。
〝日比谷野音〟への思い
東京・日比谷にある野外音楽堂。〝野音〟あるいは〝日比谷野音〟と呼ばれ、親しまれ、数々の伝説が誕生した音楽の〝殿堂〟だ。
加藤さんが、初めてそのステージに立ったのはデビュー前のこと。出産のため一時、歌手活動を離れた時を除き、この〝野音〟で毎年コンサートを続けファンを魅了してきた。そして、コンサートの最中に悲しい出来事に接したことも・・・。〝野音〟を舞台にした加藤さんの濃密な時間とは。
加藤さんの〝野音〟コンサートの名場面も紹介。加藤さんが自らデザインした華麗な衣装にもご注目。
50年の出会い
歌手活動だけにとどまらず、幅広い活動で知られる加藤さん。いつも多くの出会いがあった。
「女優」として初めて出演した映画が「居酒屋兆治」(1983年)。高倉健さんの妻の役。
11月の突然の訃報に驚きと悲しみが広がった国民的俳優、高倉さんとの名シーンとともに撮影中のエピソードや人柄など、身近に触れた高倉さんの姿、そして高倉さんへの思いを語る。
また、加藤さんは宮崎駿監督の「紅の豚」(1992年)ではヒロインのジーナ役を務め、「声優」としての魅力も発揮した。「声優」としての仕事に、加藤さんはどのような思いで挑んだのだろうか・・・。また、宮崎さんから贈られた〝お宝〟をスタジオで公開する。
加藤登紀子〝語り継ぐこと〟
加藤さんは「語り継ぐこと」をテーマに、さまざまな場所で歌とメッセージを伝えている。例えば今年、原爆の悲劇を歌った「広島 愛の川」をリリースしている。
戦争や紛争など、これまでも自身の考えや思いを伝えてきた加藤さんが、今だからこそ、後世に語り継ぎたい提言とは・・・。
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オトナが選んだ〝50年間の印象的な出来事〟
歌手活動50周年・・・ゲストの加藤さんにちなんで、加藤さんがデビューした1965年から現在までの50年間で、「印象的な社会的出来事」を熱中世代のオトナ120人にアンケート。ベスト5をランキングで紹介する。
昭和から平成を駆け抜け生きてきた熱中世代にとってこの50年間はまさに激動の時代。社会的なさまざまな出来事が起こり、それは、〝無関心ではいられなかった人たち〟の〝生き方〟や〝考え方〟にも大きな影響を与えた。果たして過去50年の間にあった社会的な出来事で、オトナたちにとって最も印象的なものとは…。
加藤登紀子 さん
1965年東大在学中に第2回日本アマチュアシャンソンコンクールに優勝し歌手デビュー。「ひとり寝の子守唄」「百万本のバラ」「知床旅情」などヒット曲がある。女優として『居酒屋兆治』(1983年)などに出演。宮崎駿監督のアニメ映画『紅の豚』(1992年)では声優としての魅力も発揮した。東日本大震災後には被災地を度々訪れ復興支援コンサートも行っている。「鴨川自然王国」理事。WWFジャパン顧問。
2014年末より1年間が歌手生活50周年の年となる。
最近のCDリリースは、オリジナルミニアルバム「愛を耕すものたちよ」、4枚組ベストアルバム「加藤登紀子半世紀BEST 終わりなき歌」など。
また、デビューからの貴重なライブ映像を収録した50周年記念DVD「加藤登紀子の半世紀 その胸の火を絶やさずに」も好評発売中。