熱中世代 大人のランキング

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バックナンバー

2014年6月9日放送

熱中ゲスト

歌手 クミコ

〝聴く者すべてが涙する歌手〟・・・群を抜いた表現力で知られる、クミコさんをゲストに招く。
彼女の歌「指も髪も唇も」が大きな話題になっている。〝私が「光」になる前に愛するあなたに遺したい〟・・・というメッセージを込めた〝遺言歌〟ともいえる曲に込めた思いとは・・・。
歌手人生は苦難の連続、順風満帆なものでは決してなかった。何度も大きな岐路に立たされ、それでも歌うことを続けてきたクミコさんの歌人生に迫る。
2010年に初めてNHK紅白歌合戦に出場し、その歌声がさらに多くの人たちに知られるようになったクミコさんだが、翌2011年には自身が歌うことについて悩むことになる。
東日本大震災が発生したあの日、クミコさんはコンサートを行うため宮城県・石巻市にいた。
命からがら裏山へ避難、一夜を明かして帰京。被災地の現実に打ちのめされたのだ。
そのクミコさんが再び「歌」の力を信じられるまで、そして、被災した人たちとの交流について聞く。
最新アルバム「美しい時代のうた」は、震災での経験がきっかけとなったもの。昭和歌謡を中心に選曲し、クミコさんがカバーした。
それぞれの曲をクミコさんはどんな気持ちで歌ったのか。アルバムタイトルの意味とは・・・。

カルチャーランキング

「〝専門店〟を取材!人気の落語DVD」

自宅で落語を聞くのが好きだというゲストのクミコさんにちなみ〝落語〟をテーマにランキングする。
落語の〝専門店〟として知られる、東京・新宿区にあるCDショップを取材。DVDを含め、店内には常時3000点以上のソフトをそろえる国内最大級の〝落語ソフト店〟で今、人気を集めるのはどんなDVDなのか。
古典?新作?そして噺家は?演目を含め、DVDのベスト5を紹介する。
また、老舗の寄席に集まる熱中世代のオトナの落語ファンにインタビュー。落語の魅力と好きな演目を聞く。

プレイバック

「いくつもの岐路を経て・・・クミコの歌人生」

クミコさんは1954年9月、茨城県・水戸市で生まれた。早稲田大学に進学したのは演劇に憧れてのことだった。
その彼女が歌うことに夢中になったきっかけは、劇中歌を歌ったこと。そして演劇ではなく歌うことを目指すようになる。
24歳のときヤマハのポピュラーソングコンテスト(通称ポプコン)で入賞し、「世界歌謡祭」に日本代表の1人として出場。しかし、予選で落選してしまう。
プロとして活動を始めたのは1982年、28歳のとき。東京・銀座の老舗シャンソン喫茶「銀巴里」のオーディションを受けて合格したのだ。
プロとしてシャンソンを歌い始めたのはそれから。その後、渋谷の「ジャンジャン」などにも出演しジャンルを問わない〝唄い手〟として活動を続ける。それでも歌手としてデビューできるあてはなかった。
やがて「銀巴里」が閉店するなどし、歌以外の道を模索した時期もある。歌手生命を左右する大きなアクシデントに襲われたこともある。
何度も岐路に立たされながら、それでも歌うことをやめなかったクミコさんの歌人生とは・・・。

ライフスタイル

「昭和歌謡を歌う・・・被災地への思い」

宮城県・石巻市で東日本大震災に遭遇したクミコさん。被災地の厳しい現実に、歌手として歌うことに疑問を持つようになったという。無力感に打ちひしがれた失意の日々。彼女が再び歌うことを決心するのは、簡単なことではなかった。
そんなクミコさんの背を押したものは何だったのか。被災した人々とクミコさんとが交わした約束とは・・・。
昭和歌謡を中心に〝美しい時代〟の名曲をカバーし、新作アルバムを作り上げたクミコさん。そこには、クミコさんが選んだ「歌」そのものへの思いだけではなく、被災地への思いも重なっている。
クミコさんがこれらの楽曲に込めた気持ち、そして〝届けたいこと〟を聞く。

クミコ さん

茨城県水戸生まれ。
1982年シャンソニエの老舗・銀座「銀巴里」でプロ活動をスタート。
02年「わが麗しき恋物語」が、"聴くものすべてが涙する歌"としてヒットし一躍脚光を浴びる。
10年「INORI~祈り~」がヒットし、第61回NHK「紅白歌合戦」初出場を果たす。翌年3月11日、コンサートで石巻に訪れた際、東日本大震災に遭遇し被災。石巻支援活動を継続し、ラジオ石巻「きっとツナガル ラジオ」で毎週レギュラー出演中。
13年、日本コロムビアに移籍し、シャンソンに加え歌謡曲へもアプローチ。14年2月、移籍第ニ弾シングル「指も髪も唇も」リリース。6/4アルバム「美しい時代のうた~クミコ コロムビア カヴァーズ~」リリース予定。6/21東京公演を皮切りに、全国ツアーをスタートさせる。