ボクらの地球

ボクらの地球

  • トップページ
  • 作品一覧

放送内容

富士山一周ぐるり100キロの旅
全部見せます奇跡の絶景!
逆さダイヤモンド富士からパール富士まで

人類共通の遺産として認められた日本の最高峰、富士山。春夏秋冬、季節折々に姿を変え、見る場所や時間によって表情を変えます。一つとして同じ姿のない富士山に、古来日本人の心は育まれてきました。江戸時代、その荘厳で美しい姿を様々な角度から描いた作品が葛飾北斎の「富嶽三十六景」。風景画の域を超え日本人の心の模様を描き出した作品群からは、見る場所や時間によって表情を変えることが分かります。

そんな富士山の知られざる表情を探して、篠原ともえさんが富士山専門の写真家・小岩井大輔氏とともに富士山麓を360度ぐるっと一周。北斎が富嶽三十六景を描いたスポットや、富士山が一瞬だけ魅せる奇跡の絶景、富士の湧水を使用して作られる絶品の本格手打そば、山麓の広大な敷地に咲き誇る芝桜などなどを紹介します。富士山南部、富士市に位置する大淵地区で北斎が描いたのは「駿州片倉茶園ノ不二」。茶園で働く人々を前に描かれたこの絵画をもとに、当時北斎が描いたと推測される場所を訪ねた篠原さん。そこには、江戸時代の名残を色濃く残す幻想的な光景が広がっていました。

そして、篠原さんが挑戦するのは、ダイヤモンド富士が湖面に上下反転して映り込む「逆さダイヤモンド富士」と、満月が富士山頂にかかる神秘的な光景「パール富士」の撮影。これまで1年以上にわたり数々の富士山絶景をカメラに収めてきた篠原さん。しかし、この2つは、天候や風、撮影場所など様々な条件がそろわないと姿を現すことがない一瞬のもの。果たして奇跡の絶景に出会うことができるのでしょうか!?

さらに道中には、水陸両用バス「KABA-BUS」での爽快ドライブや、山中湖を眺めながらゆったりと堪能できる大人向けの絶品蕎麦処、新緑と茶畑ののどかな田園風景など、旅先で出会った人たちや美しい景色とも触れ合いながらちょっとディープな世界遺産を探訪していきます。

世界文化遺産に登録された富士山を360度一周する旅を通じて、富士山が魅せる神秘の光景をはじめ、まだまだ私たちが知らない富士山の歴史や魅力、そして噴火の可能性に迫ります。