be MEDICAL

担当医師:
厚生労働省
生活習慣病対策室長
矢島 鉄也

「メタボリックシンドローム」
(2月4日(日)・2月5日(月)放送)


Q.メタボリックシンドロームとは?

A.内臓脂肪が原因による、高血糖・高血圧・脂肪異常のうち2つ以上を合併した状態のこと。内臓脂肪が原因で血糖が高くなり糖尿病、それが原因で心筋梗塞。血圧が高くなり高血圧症、脳卒中になり寝たきりや痴呆になったりする。そのような生活習慣病が起こることが考えられるので、予防することが大事です。
来年からはメタボリックシンドロームの健診が義務化される予定です。内臓脂肪が気になる方は、かかりつけのお医者さんやお近くの医療機関で是非検査をして下さい。

担当医師:
木内医院
木内要院長

「心筋梗塞・狭心症」
(2月11日(日)・2月12日(月)放送)


Q.心臓には、日頃からどのようなことに気をつければいいのでしょう?

A.長年の悪い生活習慣を改めることが最も重要です。
禁煙、食生活の改善、適度な運動、規則正しい生活を送ることが大切です。心臓病には、前兆のあるケースも少なくないそうです。例えば、いつもの坂道で胸が苦しくなり、1~2分でスッと楽になるなど、このような場合は、放っておかずにできるだけ早く、かかりつけのお医者さんやお近くの医療機関に相談して下さい。

担当医師:
東京大学医学部付属病院
糖尿病・代謝内科
門脇孝教授

「糖尿病」
(2月18日(日)・2月19日(月)放送)


Q.糖尿病は、日頃からどのような予防が必要?

A.糖尿病は「サイレントキラー」とよばれ、血糖値が高いだけでは症状が出ない場合が多い病気です。血管や神経がおかされる合併症が知らず知らずに進んでいるのです。代表的な合併症として、失明などの網膜症、手足の痺れなどの神経障害、人工透析を余儀なくされる腎障害。そして心筋梗塞や脳卒中など命取りになる病気も糖尿病でない人に比べて3倍くらい増えます。日頃の生活習慣を改善するだけではなく、かかりつけ医などで定期的に血糖値を調べることをお勧めします。

担当医師:
大西耳鼻咽喉科医院
大西正樹院長

「花粉症」
(2月25日(日)・2月26日(月)放送)


Q.花粉症の予防策は?

A.花粉の飛散量が少ないからといって油断は禁物です。決して症状が軽くなるわけではないのです。また、シーズン前に風邪をひくなどして鼻の粘膜が弱っていると少しの花粉でも症状はひどくなることが多いのです。効果的な予防法としては、疲れをためないことや刺激物を避けるバランスの良い食生活を送ること。それに、専門医による治療を行うことが最も重要です。