しあわせロハス

日曜 夜7:00~7:55 / 土曜 午後4:00~4:55

自然体でいること。優しくいること…。そして、ピュアで美しく。ココロもカラダもキレイでいたい。それがロハスなライフスタイル。番組ナビゲーターはモデルのSHIHO。人と地球に優しくて、自分らしくハッピーなこれからのロハススタイルを提案します。

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ロハスジャーニーin春の信州 PART2
  小布施 「日本文化を守る外国人」

今回の「しあわせロハス」は、ロハスジャーニーPART2!!
番組ナビゲーターSHIHOが春の信州を訪れます。

前回、善光寺・戸隠にて
山に生きる人々の生活を感じてきたSHIHO

さらに古き良き日本の伝統を今に残す・・・
そんな町が信州にありました。

栗の里と言われる長野県・小布施町
目抜き通りには大きな栗菓子の店舗が軒を連ます。

そして、小布施町は
浮世絵師葛飾北斎を逗留させた地として、
古くから文化的に進んだ歴史ある土地

目抜き通りを歩いていたSHIHOが
目にしたのは、藍色に染め抜かれた法被を見にまとった
杜氏たちが、なんとも大きな木桶を転がしている姿。
時代がタイムスリップしたような光景です。
この大きな木桶、これ一体何に使うものなのでしょうか?

杜氏たちに話を聞いてみると、
彼らはある女性を紹介してくれました。

彼女は、小布施で創業240年を誇る
桝一市村酒造場の取締役、
セーラ・マリ・カミングスさん
彼女こそが、当時失われつつあった小布施の町並み
そして老舗酒造場、に革命を起こした人物なのです。

「日本人の使い捨てでない、
古いモノを大切にする心を大事にしたい。」

日本人が失いかけていた酒造りの誇りと
小布施の伝統的な景観を甦らせたセーラさん。

セーラさんに案内され、SIHOは酒蔵へ

酒蔵を案内してくれた杜氏の長、大杜氏でさえも
若いころにしか木桶での酒造りを体験したことがなかったといいます。

そんな木桶の仕込みを復活させたセーラさんは、
その後、全国の酒造会社に呼びかけ、
「桶仕込み保存会」を発足。
木桶の仕込みを決して一過性のものにはしない努力もすすめています。

セーラさんの革命は、これだけにとどまらず、
現在、取壊される予定だった北斎のアトリエを移築し
修繕作業を行い、小布施の新しい顔としてよみがえらせることに挑戦中。

日本人が持つ、古いモノを大切にする心を
忘れてはいけないというセーラさん、
修景事業を手伝う若手の大工たちも日本古来の建築方法を勉強。
セーラさんの活動・志が
小布施では大きな輪となって広まりつつあります。


桝一酒造場の敷地をあとにした2人、
セーラさん自身が小布施の町へ案内してくれました。


さらに2人は、晩年の葛飾北斎が描いた天井絵
鮮やかな色彩が特徴「八方睨み鳳凰図」が
所蔵されている岩松院へ

ここに来ると、セーラさんは
百年以上たっても色あせない北斎の肉筆画に圧倒され、
北斎のようになれなくとも、
伝統的でありながらも、常に新しい刺激と活気に溢れる
小布施の町を未来につなげていきたいという思いを新たにするそうです。

小布施の町の魅力に触れたSHIHO、
今夜の宿は、セーラさんがプロデュースした
宿泊施設「桝一客殿」

土蔵や地瓦など、土地の伝統技法を用いた重厚な外観。
そして内部は最新設備を備え、モダンで落ち着いた雰囲気。

セーラさんの
滞在する人に対する、心配りと
日本の伝統文化に対する愛情の両方に溢れた
小布施の宿「桝一客殿」

さらに24時間利用可能なライブラリーは、
江戸期の文庫蔵を改装したもの、
中には小布施の文化に関する書籍が充実
小布施の静かな夜を読書で過ごすことができます。

夕食は、これもセーラさんがプロデュースした
和食レストラン「蔵部(くらぶ)」へ

ここで出される料理は「寄り付き料理」といって
蔵人が酒造りの期間に食した料理のこと

寒い時期の厳しい労働を担う男衆のために、
栄養のバランスが良く、飽きのこない献立、
そして何より地元で採れる旬の食材を
中心に添えたコースメニューになっています。

厨房に中心部に添えられた竃で炊かれたご飯は
ふっくら柔らか、料理を引き立てます。


セーラさんに案内されて小布施での一日を堪能したSHIHO

小布施に残る、信州の豊かな伝統文化と
その文化を誰よりも熱いまなざしで見つめる、セーラさんに出会った
暖かい春の旅でした。

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