ラストメール2 ~いちじく白書~

バーチャルメール対応ドラマ 第3弾!!

10月15日(木)スタート

毎週木曜 よる11:00~11:30 放送

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ストーリ

第10話・最終話 「母といちじくの秘密」(12月10日放送)

第10話・最終話 「母といちじくの秘密」 第10話・最終話 「母といちじくの秘密」 第10話・最終話 「母といちじくの秘密」 第10話・最終話 「母といちじくの秘密」

実の母親・モレッティ奈美子(岩崎良美)に「私には子供はいません」と言われ、ショックを受けた一希(中村優一)は、奈美子のサインが彫られた漬物石を割ってしまう。
翌日、一希が町役場で仕事をしていると、奈美子が訪ねてくる。静果(中村静香)は、自分が頼んできてもらった、という。しかし一希は「俺の母親は俺を生んですぐに死にました」と言って出ていってしまう。残された奈美子は、御手洗町長(阿藤快)と20年ぶりに再会し、昔を振り返る。当時、美大に通っていた奈美子は不倫の子を生み一人で育てる覚悟をしていた。そこまでは許していた父・勘吉だったが、イタリアの工房で働くチャンスを得た奈美子は生まれたばかりの一希を連れていこうとするのを勘吉は頑と認めなかった。奈美子は勘吉から勘当され、一希を置いてひとりイタリアに旅立って行ったのだった。
勘吉の古くからの友人だった御手洗は、勘吉もその後後悔の念にかられていたことを奈美子に伝える。そして、一希が無気力なのは母親がいないためじゃないかと話すと、奈美子は考え込む。「今の一希を救えるのは奈美ちゃんしかいない」という御手洗に、奈美子は「私は二度も一希を捨てたんです」と言って去っていく。奈美子の去ったあとには、古ぼけた赤ちゃん用の靴下と生まれたばかりの一希の写真が残されていた。
一希はひとり悶々とする。静果が心配して奈美子に会いに行こうと促すが、そんな静果にもつらく当たってしまう一希。思わず一希の頬を叩き、奈美子が残していった靴下をおいて出ていく静果。
静果は、奈美子を探す。駅にまだ現われていないことを知り、勘吉が眠る墓地に向かう。一方、一希も、奈美子を求めて家を飛び出した。勘吉の墓で、奈美子は父に詫び涙を流していた。それを離れた場所から見守る一希。一希は奈美子の前に立ち、静かに語りはじめる。「俺、ずっと何かが足りないって思ってました。…でも古い靴下を見てわかったんだ。ちゃんと俺のこと思ってくれる人がいたんだって…」奈美子は一希を強く抱きしめた。
一希と和解した奈美子はイタリアへ帰って行った。海外で成功している母の姿に自分の今の生き方を考える一希。そこへ勘吉からのメールが届く。「いちじくみたいに生きれ、一希」
御手洗が解説する。イチジクは、漢字で無花果と書くように目立たない花を咲かせ実をつける。奈美子のような大きな花を咲かせる生き方もあるが、外からわからなくても小さな花を咲かせる、地味でも実のある生き方もあるのではないか、と。
「頑張れ、一希・・・達者でな」勘吉の最後のメールとともに、これまでのすべてのメールが消えていった。
とにかくやる課にはいつもの日常が戻った。いちじくんの着ぐるみを着て、町民のため蜂の巣退治に出かける一希の顔はいままでになく晴れやかだ。

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