ラストメール2 ~いちじく白書~

バーチャルメール対応ドラマ 第3弾!!

10月15日(木)スタート

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ストーリ

第8話「銀行強盗と明日への詩」(3月4日放送)

第8話「銀行強盗と明日への詩」 第8話「銀行強盗と明日への詩」 第8話「銀行強盗と明日への詩」 第8話「銀行強盗と明日への詩」

となり町で発生した銀行強盗事件の犯人グループが一希(中村優一)たちの住む日那比多町(ひなびたちょう)に潜伏しているというニュースが流れる。そんな中、一希の携帯にはいつものように天国からのメールが届く。
「作戦変更!俺は行けなくなった。お前たちだけで行ってくれ。そう伝えてほしい。町はずれの倉庫にみんなもう集合してるから」
一希と静果(中村静香)は伝言を伝えるため指定された倉庫に足を踏み入れるが、なにやら様子がおかしい。中にいたのは「もう少しで捕まるとこだった」などと話している三人の若い男たち。それは、報道されている潜伏中の銀行強盗犯そのものだった。
三人は奏一というもう一人の仲間が現れるのを待っていた。一希たちは天国に行ってしまった奏一からの伝言を伝えて早々に退散しようとするが、三人組は一希の携帯電話を取り上げ、二人をロープで縛りつけてしまう。
一希の携帯電話には奏一から「急がないとあの人が来る」というメールが届き、それを見た三人組のうち一人・井出は「もうおしまいだ!」と言って爆弾のようなものが入った荷物を持って出て行こうとする。ところが、あくまでの奏一が来るのを待とうという響介とのあいだでもみ合いとなり、その荷物が床の上に落ちる。「絶対絶命!」と思われたその瞬間、荷物の中から見えたのはベースギターだった。そう言えば…と静果は、響介が阿部町会議員の息子であることを思い出す。
三人は銀行強盗犯ではなかった。メールを送ってきた奏一も含め四人でバンドを結成し、親たちに反対される中、この町を抜け出し東京でオーディションを受けようとしていたのだ。町会議員の息子の響介は、奏一の言葉に動かされてバンドで成功する夢を描いた。その奏一が現れるのを待って出発しようとしていたところだった。
その時、息子のバンド活動に猛反対していた町会議員の阿部が現れる。阿部は、奏一が心臓病で亡くなったことを伝え、「バンドごっこはもう充分だろう」と響介を連れて帰ろうとする。ショックを受ける響介たち。夢をあきらめる決意をし、三人は最後に一曲だけ演奏することにした。
在りし日の奏一を思いながら心をこめて演奏する三人。一希は彼らの姿とその音楽に感動する。
演奏を終え、父親に促されて倉庫を去ろうとする響介に、一希は思わず声をかける。「行っちゃだめだ!オーディション、絶対受けた方がいいです。このままあきらめたら絶対後悔しますよ。いいんですか?それで?」一希の言葉で、出て行こうとした響介たちの足が止まる。
家に戻った一希は、自分がつい口にした言葉をかみしめる。「なんであんなことを言っちゃったんだろう」 そこへ祖父の勘吉からメールが着信。「黙っていてすまなかった。実は・・・お前の母さんは東京にいる」・・・驚き、宙を見つめる一希。

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