暦を歩く

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「鯉のぼり」(群馬県 館林)

おもしろくふくらむ風や鯉のぼり

徳川五代将軍・綱吉の出身地として知られる、群馬県館林。武家の街らしい風情の中、市内には五千体もの鯉のぼりが飾られています。端午の節句に、人々が鯉のぼりを掲げるようになったのは江戸時代のこと。流れに抗い滝を登る鯉にあやかり、子どもたちが力強く成長するよう、鯉に模した幟を立てたことが始まりだといいます。都会では見る機会も減ってしまった大きな鯉のぼりが、爽やかな風の中を泳ぎます