週刊記念日~この日何の日~
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3月6日(日)
3月7日「消防記念日」
3月7日は消防記念日。制定したのは総務省消防庁です。日本の消防は市町村消防と呼ばれ、市町村ごとの管轄になっています。この考え方は、自分の町を自分で守ろうという精神に基づいており、その市町村消防制度がスタートした日が、消防記念日となっています。その市町村消防のルーツは江戸時代にさかのぼります。江戸時代の消防士は、火消しと呼ばれていました。東京四谷にある消防博物館では、江戸の町で消火活動にあたる火消しの様子が、ジオラマで再現されています。当時は、建物を破壊して、火が燃え広がるのを防ぐ、破壊消火という方法が行われていました。その時に使われていた道具類も展示されています。また、明治から大正、昭和にかけて、消火方法が変わっていく様子もジオラマや実物の展示で紹介されています。現在の日本で消防活動にあたる人たちには、自治体につとめる消防士と、普段は別の仕事をしながら、火災の時などに消火活動を行う消防団の人たちがいます。消防士も消防団員も男性が多く、女性はわずかいないため、女性を増やすことが大きな課題となっています。また、消防記念日である3月7日は、春の全国火災予防運動の最終日でもあり、全国で消防訓練や体験イベントなどが開かれるそうです。記念日をきっかけに、日本の消防について考えてみてはいかがでしょうか?