週刊記念日～この日何の日～

6月10日「路面電車の日」

６月１０日は「路面電車の日」。この記念日は１９９５年に、路面電車のある町の自治体などが参加する路面電車サミットの会場で制定されました。路面電車は最盛期には、全国６７地域で８３事業者が営業していたとされています。しかし、自動車が普及したことで、路面電車の利用者が減り、現在では全国１７地域、２０事業者が営業しています。そんな中、できるだけ路面電車を残していきたいと活動する市民団体も多く存在し、記念日の制定にも繋がっています。そのうちのひとつである全国路面電車ネットワーク、岡会長に話を伺いました。会長は、路面電車はゆっくり走り、走る軌道が決まっていて分かりやすく、安全性が高い、そのため、自動車に乗らない高齢者の方々には、とても優しい交通機関だと話しています。また、最近では、バリアフリーにもこだわり、床の低い車両も増えているそうです。ヨーロッパなどでは、手軽な都市交通機関として利用者も多いようで、日本の都市でも利用価値を高めることができる、という意見も多く見られます。さらに、ゆっくり走る路面電車の特徴を活かし、車両の中で、感サーとを開いたり、飲食できるイベントを開いたり、など、新しい楽しみ方も増えています。