ひとりは皆の為に、皆はひとつの為に

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放送内容

【第2章 釜石シーウェイブス 震災からの復活】





2011年9月11日、あの東日本大震災から丁度 半年たったこの日。
日本ラグビーの聖地・秩父宮ラグビー場に、釜石シーウェイブスの姿があった。
どの選手の顔にも、この試合にかける決意が満ち溢れている、「やっとここまで来れた・・・」「皆の為にも、絶対に勝たないといけない・・・」。

ある者は亡くなった恩人の為に、またある者は家をなくし避難所生活を余儀なくされた親族の為に、そしてある者は被災しながらも懸命にチームの運営をサポートしてくれた人々の為に・・・。
それぞれがそれぞれの想いを胸に、トップイースト開幕を迎えた・・・

会場にはシーウェイブスを応援しようと多くの観衆が集まった。試合は見事40vs0の勝利。
幸先の良いスタートを切る。
佐伯主将インタビュー「仕事も家庭も大変な状況の中、6か月間やってきたことを出せた」

・・・・そして、シーウェイブスはリーグ戦を5勝3敗のリーグ4位で終えた(2010年度5位)。
目標であったトップリーグ昇格はならなかったが、チームの挑戦する姿は釜石市民に勇気を与えた・・舘洞さんもそんなひとり。

復興作業で多忙な中、釜石を声援、ご自身も全壊したふとん店跡地に、小さな仮店舗をたて復活への一歩を歩み始めた。

チームも2012年2月6日、トップリーグへ向けてチーム活動再開。
実現する事の出来なかった釜石市民の夢「トップリーグ昇格」実現に向けて動き始めていった・・・