人生を変える7日旅

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放送内容

♯22 気鋭の美人画家・小松美羽×出雲から隠岐へ

今回の旅人は銅版画家の小松美羽さん。彼女が今、最も行きたい土地は隠岐の島。島根半島の北方約50kmに位置し、日本海に浮かぶ神秘の群島。
興味を抱いたきっかけは昨年5月、出雲大社に自身の作品「新風土記」を奉納した事。大社に作品を奉納するという名誉にあずかった時、かつてない強い縁と感謝を感じたという。
大社近くの民家を借りて約1ヶ月かけ作品を仕上げながら出雲の魅力、島根に根付く未知のパワーを感じ、惹かれていった。そんな島根の人々が口を揃えて勧めてくれたのが隠岐の島。必ず訪れなければと心に決めていたという。
そして今回、7日旅の舞台として迷うことなく選んだのが隠岐の島。そこで作品を生み出す事。旅は出雲大社への参拝に始まり、初めて訪れる隠岐の島々で目の当たりにする恐ろしいほどの自然、神秘的な風景、そして出会う人のぬくもりを噛み締めながら100号(1.62m×1.3m)という大きなキャンバスに受け止めたエネルギーを注ぎ込みながら進んで行く。
自分と向き合いながら、しかも7日という期限付きでの創作は初の試み。
「観たい、感じたい」そんな思いで島を飛び回り、同時に昼夜を問わず絵を描く。気が付くと筆を握りしめたまま眠っている事もあった。
そして旅は神々が各地へ旅立つという由緒を伝える出雲の万九千神社でクライマックスを迎える。出雲に八百万の神が集う神在月の神話に寄り添い、万九千神社で作品を完成させる。創作しながら彼女は「時間が短いようで長く濃い、不思議な感覚」を味わったという。それは旅の中で自身がかつてない領域に踏み込んでいった証。
果たして、新たな試みからどのような作品が生み出されるのか!?
その時、小松美羽という女性は何を感じ、何を手に入れたのか!?