人生を変える7日旅
放送内容
#4 平岳大×ニューヨーク・ボストン・バンクーバー 後編
27歳でビジネスマンから俳優に転身した40歳の平岳大がアメリカへ。まさに大河ドラマのような旅になった!
平は、父が昭和を代表する俳優・平幹二郎、母が大女優・佐久間良子という俳優一家の一人息子。両親の血を受け継ぎ、遅咲きのデビュー以降、瞬く間に舞台・映画、そしてNHK大河と活躍の場所を広げてきた。そんな多忙な日々の中、今回の7日間の宝物のような時間。平が旅先に選んだ場所は、育ての国といえるアメリカ。実は、27歳で俳優に転身するまでの平の葛藤は、まさに俳優一家に対する反発反骨の青春だった。15歳で単身日本を飛び出し、アメリカに渡った高校時代。そして名門ブラウン大学を卒業し、コロンビア大学大学院へと進学。応用数学を学び、芸能一家とは別の道を歩みつつあった。それは単身渡米し10年間も父親との関係を絶ち、自らの未来を模索した平なりの葛藤の時代でもある。彼を救ってくれたのは、アメリカで出会った多くの人たちだった。
今回は大阪の舞台が終わり、深夜の空港を出発。到着した場所はニューヨーク。親友とのドラマティックな再会。そして、電車移動で母校の高校と名門ブラウン大学へ。卒業以来となる恩師との出会い、さらに、かつて暮らした大学の寮にも。多感な青春時代を過ごした思い出の地や人々をめぐる旅は、父親のルーツ、カナダ・バンクーバーへの大移動となる。
曽祖父はくしくも平と同じ15歳でハワイに渡り、その後はカナダで波乱の人生を送っていた。平自身も紆余(うよ)曲折の末、たどり着いた俳優という職業。40歳になり改めて自分の出自を知り、この先の人生を前に踏み出すための大切な7日間となった。