ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~

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10月25日(土)ゲスト:山口裕子

今年誕生40年を迎える世界的人気キャラクター、サンリオの"ハローキティ"。通称キティちゃん。その"キティちゃん"の3代目のデザイナーで、"世界のキティ"へと成長させた、いわば育ての親が山口裕子だ。現在、サンリオの取締役も務める。 そのカリスマ・デザイナーに、「美魔女」ブームを起こした仕掛け人、月刊「DRESS」編集長・山本由樹が迫る。

インタビューの場所は、東京都多摩市にあるサンリオピューロランド内にある、「レディキティハウス」。大企業サンリオの取締役とは思えない、個性的なファッションを身にまとう山口は、自らを芸能プロの社長に例える。女性ファッション誌の編集長・山本らしく、山口のファッションチェックからインタビューは始まった。

今夏"キティは猫ではない"というニュースが世界中で話題となったのは記憶に新しいところ。意外と知られていないキティちゃんの基本的な知識を確認しながら、キティちゃんを世界的なスターに育て上げた秘訣を尋ねる。

今でこそ誰もが知る日本のトップキャラクター・キティだが、意外にもその歩みは決して順風満帆ではなかったという。 キャラクターとして販売されるも数年で人気は低迷。誕生から6年、存在が消えかかっていたその時、デザイナーに就任したのが、山口だった。 その後キティはサンリオで一番売れる人気のキャラクターに成長。1990年代後半には、キティグッズを身につける、"キティラー"という若い女性たちを出現させ、社会現象を巻き起こす。

従来、子供向けのキャラクターであったキティは、老若男女を対象にターゲットを広げ、今や関連商品は5万個以上。その人気は海外にまで飛び火し、世界130の国と地域で販売されるまでになった。レディーガガ、マライヤ・キャリー、パリスヒルトンなど、世界のセレブにも愛好者は多い。

果たして山口のキティちゃんを成功に導いた秘訣とは? またこれだけ成功した山口が独立せず、会社組織に所属し続ける理由とは? 時代と闘い、会社という組織の中で生きてきた山口が語った、会社とは?仕事とは?そして人生とは…? 世界が注目する、"ハローキティ"育ての親、山口裕子の異能と素顔を紐解いていく。