■エネルギー問題と日本経済の行方
テーマ1 夏の電力はどうなる?
電力不足が予想される今年の夏。
中小企業などは、自家発電で対応していますが、今後さらなる電力不足が予想されます。
NYで2003年にあった大停電のようなことが、起こってしまうのでしょうか?
テーマ2 節電計画で日本企業は?
真夏のピーク時には1500万Kwの電力が不足することが予想されています。
政府は電力使用制限を発動し、一層の節電努力を促していますが、それだけで十分なのでしょうか?
各企業は自家発電、勤務時間の変更、輪番操業などで対応しようとしています。
節電対策や電力不足は、夏以降も続くと見られています。
テーマ3 日本の原子力政策は?
政府は原子力政策について大幅な見直しを宣言しました。
原子力に代わる代替エネルギーとして、太陽熱や風力発電が注目されています。
欧州では代替エネルギーへの転換が進んでいるところもありますが、発電のコストが高いこともあり実用化には課題が多いのが現状です。
日本では西日本と東日本の間で『電力の融通』が検討されましたが、周波数の違いから融通できる電力に上限があり、現実化されていません。
政府による周波数統一への政治的決断が求められているという声もあります。
コメンテーター:
ジャーナリストの手嶋龍一さん
モルガン・スタンレーMUFG証券のロバート・フェルドマンさん
テレビ朝日コメンテーターの川村晃司さん
ゲスト:元総務大臣、前岩手県知事の増田寛也さん
日本エネルギー研究所の十市勉さん
作家で原発問題の取材経験のある幸田真音さん