大和田獏のぐるり台湾!鉄道絶景旅 知られざる鉄道遺産を求めて
台湾絶景スポット
台湾が誇る絶景の大渓谷「太魯閣溪谷」
およそ数百万年前から度重なる地殻変動によって隆起し、その上に水が流れる川ができ、岩を侵食し、険しい山々を作り出したといわれる大自然の産物。現在、この地を訪れることができるのも、この渓谷を通る「東西横貫公路」という列車が開通したから。人力で断崖や絶壁を削り作られた道で、この工事で212名もの命が失われている。
台湾のナイアガラ「十分大瀑布」
カーテン型としては台湾最大の滝で、半円形の形状とその美しさから、“台湾のナイアガラ”と呼ばれている。基隆河の上流に位置する多くの滝のうちの一つであり、台湾鉄路管理局平渓線沿線の名所として知られている。
台湾のカッパドキア?
さらなる絶景を求め、台湾最北端近くの野柳岬へ。ここにある「野柳風景特定区」は、海により浸食されてできた奇岩が並ぶところ。風景特区の指定を受け野柳地質公園として整備されている。中でも女王頭(クィーンズヘッド)が有名。その名の通り、女王の頭の形を成しているが浸食により、いつ首から上がとれてしまってもおかしくないと言われている。
「祝山」のご来光
まだ暗い夜明け前から起き、阿里山森林鉄道で日の出スポットのある祝山駅へ。始発駅の阿里山駅は、ご来光目当ての乗客でごった返している。台湾一のスポットという祝山で望む日の出は、まさに絶景という。
天気によってはご来光が臨めない可能性も・・・いつも日の出が観られるわけではないというのも阿里山の魅力のひとつなのかも。