カーグラフィックTV
ストーリー
【2015年2月18日放送】 #1469
日本車の元祖ダットサン
"昭和モダニズム"そのもの ~メモワール~
今をときめく日本の自動車産業だが、そのスタート時点においては"後発"にすぎなかった。しかし日産自動車だけは例外と言っていい。もちろん紆余曲折はあったが、当初は大阪で細々と生産されていた「ダットサン」は、昭和10年(1935年)に新設された横浜の大工場で本格的な量産に移された。いきなり国民的アイドルになったその小さなクルマは、当時流行の"三種の神器"、すなわちライカ(高級カメラ)/手風琴(テフーキン:アコーディオンのこと)/ダットサンとして、憧れの対象となったのだ。
因みに、当時「ダットサン」は英国の偉大なる傑作「オースチン・セブン」のコピーであると噂されたが、それは事実ではない。
登場車種:ダットサン 11型フェートン