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ストーリー

3/19(金)の放送
#1216 「メモワール 2輪タイムトンネル」

Zundapp Bella R201

黒の革つなぎに、お椀型のヘルメット。 往年のファッションを決めて60年代にタイムスリップするもよし、年代ものの自慢のマシンを見せびらかすもよし、241台ものとても懐かしいバイクたちがさまざまなエグゾーストノートをまき散らす。 クルマよりもはるかにメカっぽい、クラシックバイクの大イベント、タイムトンネルの96年版である。 こちらのバイクはドイツの軍用オートバイのベラというもの。 ドイツの選手権でも優勝している。

HONDA CAB RACING CR116

いよいよレースのスタート。 こちらのウルトラ・ライト・ウェイト・クラスは、50ccのジュニアと90cc前後のシニアの混走である。 昔のバイクを後世に伝えるためには単なる博物館ではなく、外へ出して走らせる場所が必要である。 若い人たちには当時のレースを見るにはまたとない機会となる。 文化遺産である昔のバイクを知ることとなり、日本の文化を学ぶことになる。 博物館の外でエンジンの音とニオイを皆で楽しみたい。

HONDA RC181

そして、いよいよよき時代のグランプリを再現するグランプリクラスでは、2輪とF1の両方でワールドタイトルを獲得した偉大なレーサー、ジョンサーティースさん(当時62歳)も参加。 ホンダコレクションホールから引き出されたRC181とは初対面である。 歴史にのこるこのタイムトンネル、惜しくも今は途絶えたままだが、今回これを御覧いただいて、なんとか復活の動きに結びつかないものかと強く願うばかりなのである。