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ストーリー

12/18(金)の放送
パナメーラと911

Porsche Panamera4S

ポルシェの新しい時代を象徴するこの高級セダンは他のスーパーカーメーカーたちが続々とこの分野に進出しようとする中にあってひときわ抜きんでた存在であるに違いない。このパナメーラには早くからカイエンとの類似性が噂にのぼっていたが、本質はまるで異なる。たしかにV8エンジンそのものやシャシー設計の基本は似ているのだが、カイエンより実に28センチも低いボディの中身はまさに別物なのである。

Porsche PanameraS

もう1台の2輪駆動のSの方は、4Sと同じエンジンに60キロほど軽い車重の組み合わせとなり、ガソリンタンクも2割ほど小さなものとなる。意外なのは、4WDの4Sと後輪駆動のこのSとでは本体価格がわずかしか違わず、4WDがオススメということかもしれない。しかし、2台のテスト車に装備されているオプションは、セラミックブレーキを頂点とする極めて高価なものばかり。クルマがもう1台買えてしまう値段なのである。

Porsche 911 Carrera

パナメーラのライバルは、本来はAMGやアルピナ、あるいはジャガーのハズなのだが、今回は敢えてノーマルの911を登場させることにした。ポルシェというクルマの場合、新しい種類が誕生したときには必ず911と乗り比べてみたくなるものだ。それほど911が魅力的であることの証なのだが、今回、鈴木トシオさんと松任谷さんは一体どんな思いに至るのだろうか。