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ストーリー

12/25(火)の放送
東京コンコース

Alfa Romeo 6C 1750 (James Young)(1929)

10月下旬、東京ミッドタウンには、限りなく華麗にしてため息の出るようなクルマたちが集結していた。東京コンコース・デレガンスと名づけられたこのイベントは、日本で初めての本格的なコンクール・デレガンスである、これまで日本には欠落していた種類の、数少ない催しなのである。これが、東京に根付いてくれることを、切に願うばかりである。

Blitzen-Benz (1911)

100年近くも前の、合併以前のベンツ。史上初めの時速200キロを突破したクルマである。アウトウニオンのグランプリカーと、このベンツの2台を見ただけでもここへ来た価値は充分以上。さらにニッサンのR390GT1も登場。1998年のルマンのレギュレーションを満たすために、たった1台だけ作られた見かけだけのロードカーなのである。

Maybach DS8 Zeppelin (1932)

このマイバッハはもちろん今日のそれのルーツなのだが、飛行船のツェッペリンとも血がつながっていることをご存知だろうか。そしてプリンス時代の、初期のスカイラインスポーツも日本車の歴史を語るエピソードのひとつ。クルマのルーツを探ることがいかに面白いかを改めて訴えかけてくれたのであった。