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ストーリー

7/17(火)の放送
ポルシェ特集

PORSCHE 911 Turbo

今回は、新しいポルシェの特集。今から30年以上も昔の1970年代半ば以来、最もパワフルで値段も高価なポルシェとして君臨してきた911ターボ。930ターボの名称で親しまれた初代から数えるとこれでもう7代目になるハズだが、ポルシェ自身は6代目であると表明している。それはともかく、今度のターボは、本当にスゴイようだ。まずエンジンは、例によってGT2および3と共通のボアストロークによる3600cc。これに組み合わされるツインターボは、ガソリンエンジンでは世界初のバリアブル式、VNTだ。

PORSCHE 911 Targa4S

カブリオレやスパイダーとは別に、ハードルーフを取り外すことの出来る簡便なオープンは広く「タルガトップ」の呼び名で親しまれてきたが、実は、本来はポルシェだけの名前なのである。そのポルシェ自身が、タルガの意味するオープンの形式を2001年、電動スライドタイプに変えてしまった。911シリーズのフラットシックスが水冷えに生まれ変わって4年を経たこの年、新世代のタルガは、パノラマミックなガラス製のルーフだけでなく、ポルシェの歴史上初のテールゲートを備えるクルマとして誕生した。

PORSCHE Cayenne

フォルクスワーゲンのトゥアレグとも手をとりあいながら、2002年、ポルシェがカイエンを誕生させた。他のどのSUVと較べてもダイナミックなカイエンは、たちまちポルシェの新たな柱となった。この2代目は、新しいルックスと共に、エンジンはV6/V8の双方とも排気量を拡大され、ポルシェ初の直噴式インジェクションとなった。そして、新しいV8ターボは、従来の4.5から、ボアを3ミリ拡大して4.8となった排気量にツインターボを装着。恐ろしいほどの力だから、2.5トンに迫る車重もなんのその、なのである。