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ストーリー

2/6(火)の放送
シトロエンC6

CITOROEN C6 エクスクルーシブ

待望のシトロエンC6の特集。かつてのCXやSMはもとより、現行のEクラスや5シリーズよりも少々大きい。そして、フシギなエレガントさに溢れていて、特に後ろからは、見る者を圧倒せずにはおかない。よその高級車もおしなべてロングホイールベースを目指す。だが、シトロエンならではの個性はサスペンションにある。チッ素ガスと油圧のサスペンションは、ここに至って4輪それぞれのダンパーを個別に、しかも1秒間に400回という速さで、16段階に変化させるところまで進化しているのだ。

CITOROEN C5 エクスクルーシブ

ロングセラーとなったエグザンティアの後継として、ハイドロニューマティックサスペンションの伝統を、しばしひとりで守り抜いてきたクルマである。デビュー当初は、ハイドロ本来のソフトな乗り味が薄いとか、ボディが大きすぎるとか、ネガティブな声も確かにあった。しかし、その後の絶え間ない進化と2004年のモデルチェンジの後は、ことごとく高い評価を得るに至っている。今回のテスト車は高級なV6モデル。200万円もC6との価格差がある。

CITOROEN CX25 GTI

さて、こちらは、20年以上も生き続けたハイドロシトロエン・DSの真の後継者として74年秋に誕生したCX。30数年も前のデザインとは思えないような新しさが、改めて、強く感じられる。新しいC6にも採り入れられた逆反りのリアウィンドーもこのクルマがルーツだし、いままでもハッとするような未来的なダッシュボードも実に魅力的ではないか。このCXというクルマは、シトロエンがプジョーに吸収される前の最後の作品なのであった。そして異色のシトロエンSMも取り上げる。