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ストーリー

1/3(水)の放送
カーグラフィックTVスペシャル
新型スカイライン☆50年目の集大成

1957プリンス スカイライン デラックス(1st)

今日のスカイラインのルーツである初代、プリンス・スカイラインが誕生したのは1957年、昭和で言えば32年のことだった。メーカーの名は富士精密工業。かつて電気自動車を世に送り出したタマ自動車と、旧中島飛行機の流れをくむ富士精密が合併して生まれたもっとも先鋭的なメーカーだった。当時の日本にはフランスのルノーやイギリスのヒルマンとオースチンの国産化も実現していたが、この初代スカイラインには、そうした外国勢にも真っ向、立ち向かえるような意欲が感じられた。

SKYLINE 350GT Type SP

さてこれは、新型スカイラインのひとつの象徴とも言うべきトップグレード、350GT・タイプSPである。新型のボディは、サイズそのものはあまり変わっていないのに、はるかに筋肉質で、品良く精悍(せいかん)にも見える。中でもこのSPというモデルは、ひとつ下のタイプSと共にスポーツサスペンションを備える他、4WASというまったく新しい高度な4輪ステアのオプションが用意され、このテスト車にもそれが備わる。さて3.5のV6エンジンは、先代のものとは劇的に変わって、いまやリッター当たり90馬力という高性能。

SKYLINE 250GT FOUR Type V

さて新型スカイラインのもう1台は、主力の250シリーズの中から、350には存在しない4WDモデル、250GTフォーを選び出した。エンジンは、こちらも7500以上回る、リッター当たり90馬力の高性能となっていることに驚かされるが、基本性能の向上に務めた結果であるに違いない。ミッションはこちらも同様の進化型・5段オートマ。但しパドルシフトは付かない。4WDシステムは、ニッサンお得意のアテーサ。後輪駆動モデルよりは90キロ重くなっているが、性格づけの基本は変わらないハズだ。