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ストーリー

8/14(火)の放送
Cクラスとライバルたち

Mercedes-Benz C200 & C300 AVANGARDES

最も身近なサルーン、Cクラスが7年ぶりに生まれ変わった。新型C200コンプレッサー・エレガンス(写真左)は、ヘッドライトの形も変わり、ボディに高張力鋼枝のさらなる多用によって軽量化を実現。アジアリティーすなわち俊敏さという新たなスローガンのために、これまでよりエンジン搭載位置を後ろ寄りとし、前後重量配分を改めている。C300アバンギャルドS(写真右)は、セダンとしては初めてあの大きなエンブレムをグリルの中に収めたクルマであり、見た目もかなりアグレッシブなものとなっている。

BMW320i

新しいC200Kの直接的なライバルとして、我々が迷わずに選んだのがこのBMW320i。今の3シリーズがデビューしたのは2005年のことだったが、7年もの長いライフサイクルを持つBMWのことだから、相手に不足のあるハズもない。ベーシックモデルには、今も6段マニュアルが選べるらしいのだが、今回のテスト車はもちろん6段オートマとして。BMWのベストセラーであるばかりか、小型セダンの世界標準とも言うべき3シリーズには、やはりメルセデスといえども一目置かねばならところがいくつかある。

AUDI A4 3.2FSI quattro

そしてこちらは、対照的にクリーンと言うか爽やかと言うべきか、おとなしくみえるアウディA4・3.2クワトロ。しかし、この上にはもっとアグレッシブなクラスがあるのだから、アウディの方が控え目などとは言うことはできない。それにしても、小型車のクラスにも、まさに凌ぎを削り合う永遠のライバル関係があって、それが見事な効果を生み続けている。その中では、かつてアウディは異端的な存在だったのに、今では完璧に対等かつ、より先進的な存在。だからCクラスとの比較も非常に興味深いのである。