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LEXUS LS600h "version U-1 package"
レクサスLS600Hというクルマは、トヨタ自らも明言するとおり、今日の持てる技術をすべてつぎ込んだ存在に違いない。18年前、まずアメリカを舞台に、それまではドイツ車の独壇場だった高級車市場に、レクサスという高級ブランドをしっかりと植えつけたトヨタは、その後の97年には世界初のハイブリッド車プリウスによってホンダの機先を制した。トヨタのこうした二つの新しい流れが、今、レクサスLS600Hを生み出すための布石となった訳である。 |
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LEXUS LS600h "version S-1 package"
バージョンUはいわば豪華仕様だが、こちらのバージョンSはヨーロッパ輸出仕様と同じテイストの仕立てらしく、Sの意味するものはスポーティーと理解して良さそうである。クールボックス付きの4席独立調整式エアコンや、リアドアの電動ブラインドなどは省かれるが、タイヤが19インチになる他、アクティブスタビライザーが与えられ、ブレーキパッドも、ミューの高いものが標準装備されている。 |
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LEXUS LS600hL "後席セパレートシートpackage"
そして、LS600Hの中でも一番贅沢なロングボディのL。さらにそのうちの豪華仕様で4人乗り仕様の登場である。ボディはBMWより3センチ短く、メルセデスとの比較では5センチ5ミリだけ短いことになる。これに対して車重は、100キロも重い。しかし、主に低速域で大きな力を発生するモーターの助けが期待できるハズだから、やはり予測は立てられない。この動力の制御には、我々の理解の及ばぬ次元の複雑さが隠されているらしく、とにかく乗ってみて、体で感じるしかなさそうだ。 |