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ストーリー

6/19(火)の放送
スーパーセブンの世界

1990 CATERHAM BDR-S

あなたは、セブン、スーパーセブンという不思議なクルマについてどんなイメージをお持ちだろうか。大抵はホロもサイドカーテンも付けずに、フロントグラスもレース用の小さなものにかえてしまっている。その乗り心地や風の具合は、あなたの想像をこえているだろう。でも、セブンのオーナー達が見せる顔の表情は風圧に耐えるためのしかめ面よりもむしろ、悦惚状態に近いドライビングハイのそれの方がずっと多い。

1968 LOTUS SEVEN S3

最初のロータスセブンが生まれてもう50年にもなるというのに、セブンと同じシゲキや快楽を与えてくれるクルマは、他には存在しない。だから、セブンを知っているか知らないままなのかで、スポーツカーファンはふたつの世界に分かれてしまうのだ。セブンに乗るということは、並みのクルマのオーナーからすればかなり特別なことである。セブンにのめりこんでしまった人達は、そのことを自覚しているのだろうか。

2005 CATERHAM SVC

セブンというクルマは、もともとのロータスの時代からサーキットと公道の双方を楽しむために生まれたものだから、今でももちろんレースも大いに楽しめる。だからこそセブンというクルマの面白さは永遠に色あせないのだ。そしてこれは、日本ではあまり見かけないワイド仕立てのSV。11センチも広いトレッドとコクピットが特長なのだが、このスペシャルにはさらに、コスワースの270馬力ユニットが押しこまれている。