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ストーリー

3/27(火)の放送
スポーツクーペ特集

Audi TT Coupe 3.2 quattro

今回は、クルマが好きな人なら絶対に無視できない、イギリスとドイツのスポーツクーペ特集。まずは、2代目アウディTT。かねてからの噂どおり、ひと回りだけ大きく、しかし初代TTの雰囲気を色濃く残したクルマになった。今回アウディは2.0とクワトロの上級モデル、3.2クワトロ(左写真)を取り上げる。3.2クワトロのV6はまだ直噴にはなっていないが、バルブタイミングに加えてインテークマニホールドも可変式。さすがにパワーは50馬力も強力だし、トルクは14パーセントほど大きい。

PORSCHE Cayman S

ボクスターのクーペではなく、別のクルマとして生まれたケイマンは、初めは3.4の「S」だけを登場させて、なかなか微妙なものを感じさせた。当時のボクスターSは、現在の同じ3.4ではなく、まだ3.2だったからである。まさにこのあたりにポルシェ自身のジレンマがあって、永遠の魅力を抱かせる911のテリトリーを犯してはならないという命題は、今後も消滅しそうにない。そして左写真がスタンダードのケイマン。フラット6の排気量はスタンダードのボクスターと同じ2.7。エンジンの性能もまったく同じで、違いはボディが10キロほど軽いというところだけだ。

BMW Z4 M Coupe

BMWのスポーツカー・Z4に、クーペボディのバリエーションが加えられたのは、奇しくも、ポルシェ・ケイマンの誕生とほぼ時を同じくした、2005年のことだった。今回は、M仕様(左写真)に乗ることになった。M3と同じパワフルなストレートシックスは、いま、オープンのZ4にも積まれてZ4Mロードスターというクルマも存在するのだが、ライバルであるケイマン・ボクスターとは違って、こちらの場合はクーペの方が割安になっている。このほか、ようやく日本国内でのテストが実現することになったヨーロッパSとは、一体どんなクルマなのかも取り上げる。