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ストーリー

5/3(火)の放送
ポルシェ特集

ボクスター

いちばん身近に感じられる5段マニュアルのボクスターから始めることにしよう。96年秋から生産の始まったボクスターというクルマは、ミドエンジン・オープン2シーターというひとつのカテゴリーを、それ以前の概念から見事に解き放った傑作と言っていいだろう。不動の地位にある911よりもむしろスポーティーでありながら、日常の使いやすさも格別。ドライビングの楽しみをいつでも味わえる種類のクルマなのである。

ボクスターS

こちらは3.2リッターエンジンを持つボクスターSのテイプトロニック仕様。先ほどのボクスターほどではないが、こちらにもアクティブダンパーを始め、多くのオプションが備わる。パワーアップの度合いは、このSの方が大きいのだが、それはオートマでも感じ取ることができるだろうか。蛇足ながら、911もボクスターも、マニュアル仕様は左ハンドル専用であることを付け加えておこう。

911

これまで、40年以上に渡って進化をし続けてきた世界でたった一つの偉大なリアエンジンスポーツカーは今回、コードネームは996から997へとひとつ進んだだけだが、その中身は、まったくのニューモデルと言うべきものに変わっているのだ。サスペンションも、システム自体は同じ形式ながら、それをボディに取り付けるサブフレームからして新設計。トレッドは広がり、ついにタイヤの外径も大きくなっているのだ。