カーグラフィックTV
ストーリー
7/6(火)・7/11(日)の放送
ゴルフVとフィエスタ
新型ゴルフ3車種時代は変わっても新しいゴルフは気になる。日本仕様の顔ぶれはベーシックの1.6のEから豪華版のGLi、スポーツ仕様GTまでの3種類。最新のアウディと同等の直噴エンジン。GTはアウディのスポーツラインと同種で品良くしたもの。16インチタイヤを履いているが、あくまでも大人っぽさを失っていない。テスト車は革のパッケージ仕様で、このタイプのみ左ハンドルも用意されている。ゴルフのベーシックモデルであるゴルフEは、同じ骨格をもつアウディの方が先に日本に来てしまってファンはやきもきさせられた。リアサスペンションはゴルフの歴史上初のマルチリンク式。こちらのエンジンも同じく直噴式。ライバルはオペルのアストラ、ルノーのメガーヌ2.0、プジョー307XS、アウディA32.0FSI。しかし、乗り心地の高級感はゴルフの方が上かもしれない。 |
|
フォード・フィエスタさて、後半はもう一つの偉大な小型車、フォード・フィエスタ。実に日本のディーラーはフィエスタの存在を否定してきた。先代のフィエスタから派生したカーという車を輸入したがパッとしなかった。しかし、ヨーロッパに行ったことのある人ならご存知のとおり、イギリスとドイツに本拠地のある欧州フォードが生み出したフィエスタは1975年の初代からずっと売れつづけてきた。裕に1000万台を売り上げた。さて、ようやく輸入再開を果たしたフィエスタの新型、見ようによっては地味に見えるが、クリーンで丹精な様はなかなかなもの。上級モデルGHIAとGLXとはブラックとレッドのみ同じで他の色はそれぞれ別物で、あわせて8色が用意されている。座っている位置が車輪と車輪の中間という印象があるが、後ろは広い。座席のあたりはやわらかい。ゴルフは力技でやわらかかったが、フィエスタは自然な座席のやわらかさがある。 |
|
松任谷正隆と田辺憲一のコメントフィエスタは昔、日本に入っていたことを知らない人が多い。輸入車は日本の車よりも上と見られるが、それをヨーロッパフォードが出した小さなフォードだという違和感がある。その代表格であるゴルフは洗練されているが、フィエスタが好きだという自分の主張を持っている人向けに徹底して、若者にこびることないスタイルを維持してほしい。 |