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ストーリー

素晴らしい列車の旅 : インド 東から西へ

著名な俳優・作家・タレントなどがガイド役となり、世界各地を列車で旅するシリーズ。今夜のガイド役は、イギリスのコメディー作家でテレビタレントとしても活躍するイアン・ヒスロップ。
東海岸のコルカタから出発し、デリー、アーグラなどを経てパキスタン国境に近いジャイサルメールをめざす。東から西へとインドを横断する大旅行を通して、神秘の国の現代文化や大英帝国時代の植民地支配が残した遺産などが浮き彫りにされる。

イアン・ヒスロップは、まず出発地のコルカタで祭を見学し、神々を題材にした山車にまざり核実験成功を祝う山車があるのに驚く。そして政治の街デリーでは、ラジブ・ガンジーの元補佐官から「いかなる外来文化も消化して受容するインド」についての持論を聞く。次いでイアンはアーグラのタージマハルを訪れる。タージマハルはムガール帝国の皇帝が亡き后に捧げた壮麗な建築である。
旅の後半は、西のラージャスターン州に立ち寄る。ラージャスターン州はその名の通り、「ラージャ=王」の土地。ここでは本当のマハラージャ、シン氏にインタビューを行う。シン氏は州の観光開発局長官をつとめ、自宅の宮殿の一部をホテルとして解放しており、そのゴージャスな生活ぶりは驚くばかりである。
イアンが旅を通して強く印象に残ったのはインドの人々のたくましさで、英国の支配がインドに傷跡を残していないことを祈りつつ旅を終える。